2020年 Emotet 検知数は前年比 4.5 倍、デジタルアーツ分析 | ScanNetSecurity
2024.03.28(木)

2020年 Emotet 検知数は前年比 4.5 倍、デジタルアーツ分析

デジタルアーツ株式会社は1月26日、同社の製品が検知した、マルウェアEmotetに感染させると考えられるメール・URLの解析情報を公開した。

調査・レポート・白書・ガイドライン 調査・ホワイトペーパー
Emotet検知件数の変化
Emotet検知件数の変化 全 1 枚 拡大写真
デジタルアーツ株式会社は1月26日、同社の製品が検知した、マルウェアEmotetに感染させると考えられるメール・URLの解析情報を公開した。

マルウェアEmotetは、2014年に初めて活動が報告されたのち、何度も進化を繰り返しメールのアカウントやアドレス帳などの情報を窃取し、ランサムウェアなどの他のウイルスを引き込むなど、国内で多数の企業・団体が被害に遭っている。同社の「i-FILTER」Ver.10と「m-FILTER」Ver.5は、Emotet最新の手口に対応し、マルウェア感染させるとみられるURLへのアクセスを未然にブロックする「ホワイト運用」でユーザーを被害から守っている。

同社によると、2020年のEmotetと推測される不審メールを受信したユーザーは490社で2019年の約4.5倍に、URLにアクセスしたとみられるユーザーは156社で2019年の約3.0倍に上っている。

感染の波は2019年10月から2020年2月の第1波、2020年7月から10月の第2波と約4~5か月間に渡っており、2020年12月に確認されている活動が第3波である可能性は高いと推測している。

また、第1波では改ざんサイトを踏み台として感染させ、第2波ではパスワード付きZIPファイルを用いるなど定期的に手口を変えて攻撃を行っている。

《ScanNetSecurity》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 富士通の複数の業務パソコンにマルウェア、個人情報を含むファイルを不正に持ち出せる状態に

    富士通の複数の業務パソコンにマルウェア、個人情報を含むファイルを不正に持ち出せる状態に

  2. ランサムウェアに身代金を支払う傾向の強い組織の構造が明らかに

    ランサムウェアに身代金を支払う傾向の強い組織の構造が明らかに

  3. 総務省「無線LANセキュリティガイドライン」更新、自宅と公衆に分冊

    総務省「無線LANセキュリティガイドライン」更新、自宅と公衆に分冊

  4. プロ e スポーツ選手のアカウントにハッキング

    プロ e スポーツ選手のアカウントにハッキング

  5. 日東製網へのランサムウェア攻撃、約 1 ヶ月で全システム復旧

    日東製網へのランサムウェア攻撃、約 1 ヶ月で全システム復旧

  6. 時給7,500円 ~ 総務省、非常勤サイバーセキュリティ人材募集 月2時間 霞が関勤務

    時給7,500円 ~ 総務省、非常勤サイバーセキュリティ人材募集 月2時間 霞が関勤務

  7. UDP ベースのアプリケーション層プロトコル実装にサービス運用妨害(DoS)の脆弱性

    UDP ベースのアプリケーション層プロトコル実装にサービス運用妨害(DoS)の脆弱性

  8. 脆弱性診断の新たな選択肢「ちょうどいいレベルの診断」を AeyeScan活用でサービス化 ~ NTTデータ先端技術

    脆弱性診断の新たな選択肢「ちょうどいいレベルの診断」を AeyeScan活用でサービス化 ~ NTTデータ先端技術PR

  9. 「サイバーセキュリティお助け隊サービス」制度に新たに 2 類を創設、価格要件を緩和

    「サイバーセキュリティお助け隊サービス」制度に新たに 2 類を創設、価格要件を緩和

  10. Jenkins に任意のファイルの読み取りが可能となるコマンドラインインターフェース機能におけるアクセス制御不備の脆弱性(Scan Tech Report)

    Jenkins に任意のファイルの読み取りが可能となるコマンドラインインターフェース機能におけるアクセス制御不備の脆弱性(Scan Tech Report)

ランキングをもっと見る