JALマイレージバンク会員情報が漏えい、スイス SITA 社に高度に洗練された標的型攻撃 | ScanNetSecurity
2025.10.12(日)

JALマイレージバンク会員情報が漏えい、スイス SITA 社に高度に洗練された標的型攻撃

日本航空株式会社(JAL)は3月5日、SITA社セキュリティ事故によるJALマイレージバンク会員情報の漏えいについて発表した。

インシデント・事故 インシデント・情報漏えい
トップページ(日本航空)
トップページ(日本航空) 全 6 枚 拡大写真
日本航空株式会社(JAL)は3月5日、SITA社セキュリティ事故によるJALマイレージバンク会員情報の漏えいについて発表した。

JALによると、航空会社向けに旅客処理システムを提供するスイスSITA社が所有するシステムに不正アクセスがあり、JALマイレージバンク(JMB)会員情報の一部が漏えいしたと報告があったという。

JALでは、顧客が提携航空会社へ搭乗する際のサービスのため、提携社にアルファベット表記の氏名、JMB会員番号、ワンワールドのエリートステイタス(エメラルド、サファイア、ルビー)に限定した情報を提供していたが、これらの情報が漏えいした。

JALによると、同社のシステムやデータに影響は無く、漏えい情報には漢字表記の氏名、生年月日、住所、電話番号、メールアドレス、パスワードやクレジットカード番号など、第三者による不正利用につながる情報は含まれていない。

また、スイスSITA社では2月24日にセキュリティインシデントの重大性を確認した後、同社顧客や関係機関への連絡を実施した。

スイスSITA社によると、同社への不正アクセスは高度に洗練された標的型攻撃であったが、同社では被害を受けたシステムの外部との遮断を実施し、サイバーセキュリティの外部専門家のサポートのもと、SITAのセキュリティインシデント対応チームが継続的に調査を行っている。

《ScanNetSecurity》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 銀行内部の顧客格付け情報が漏えい 常陽銀行

    銀行内部の顧客格付け情報が漏えい 常陽銀行

  2. 古野電気への不正アクセス、高度な手法を用いてのサイバー攻撃を受けたと判断

    古野電気への不正アクセス、高度な手法を用いてのサイバー攻撃を受けたと判断

  3. 竹内製作所の連結子会社にランサムウェア攻撃、サーバに保管されている一部のファイルが暗号化

    竹内製作所の連結子会社にランサムウェア攻撃、サーバに保管されている一部のファイルが暗号化

  4. 自称 “トヨタカローラ ペネトレーション” を武器にサイバー犯罪帝国に挑んだ研究者

    自称 “トヨタカローラ ペネトレーション” を武器にサイバー犯罪帝国に挑んだ研究者

  5. 日本セラミックへのランサムウェア攻撃、新たに取引先・関係者に関する情報流出が判明

    日本セラミックへのランサムウェア攻撃、新たに取引先・関係者に関する情報流出が判明

ランキングをもっと見る
PageTop