千葉県でのネットパトロール実施結果を発表、書き込み人数は1,014人 | ScanNetSecurity
2025.12.05(金)

千葉県でのネットパトロール実施結果を発表、書き込み人数は1,014人

 千葉県は2021年5月21日、令和2年度(2020年度)青少年ネット被害防止対策事業(ネットパトロール)の実施結果について発表した。特に問題のある書き込み発見件数は184件で、そのうち「暴力・問題行動」が58件だった。

調査・レポート・白書・ガイドライン 調査・ホワイトペーパー
令和2年度ネットパトロールの実施状況
令和2年度ネットパトロールの実施状況 全 2 枚 拡大写真
 千葉県は2021年5月21日、令和2年度(2020年度)青少年ネット被害防止対策事業(ネットパトロール)の実施結果について発表した。特に問題のある書き込み発見件数は184件で、そのうち「暴力・問題行動」が58件だった。

 千葉県では、青少年がインターネット上のトラブルに巻き込まれることを未然に防止するため、青少年ネット被害防止対策事業(ネットパトロール)を実施している。2020年度は、県内すべての中学校、高等学校、特別支援学校等625校と、小学校120校(県内小学校から毎月10校を抽出)を対象に、児童生徒が行っているSNS等について検索・監視を行った。

 問題のある書き込み人数の総数は1,014人。性別でみると男子が536人、女子が444人、不明が34人。学年別では、高校3年生235人、高校2年生212人、高校1年生163人となった。

 書き込み人数の総数のうち、特に問題がある書き込み人数は142人。前年度(2020年度)と比較すると100人増加したが、全体の傾向としては2013年度以降、減少してきている。

 特に問題のある書き込み件数は184件。そのうちもっとも件数が多かったのは、「暴力・問題行動」58件。ついで、「他人の個人情報の公開」55件、「個人を特定した誹謗・中傷」50件、「わいせつ表現」9件、「少年の刑事事件、自殺に係るもの等」8件、「自身の個人情報の詳細な公開」4件。前年度に比べ、自分自身の個人情報の公開に関する発見件数は減少しているが、他人の個人情報の公開や、いじめにつながる個人を特定した誹謗・中傷、拡散(炎上)事案につながる暴力・問題行動等の発見件数は増加している。

 千葉県では、特に問題のある書き込みを発見した場合、教育委員会等に連絡し、削除を含めた生徒への指導を依頼。また、事件性・緊急性の高いものについては、学校、教育委員会、警察等の関係機関と早急に対応する。2021年度は、生徒間でよく使われる学校名の略称や文化祭などの行事名をキーワードとして活用した調査を行う等、さらなる充実を図り、問題のある書き込みの早期発見・早期対応に取り組んでいくとしている。

千葉県ネットパトロール実施結果、暴力・問題行動が58件

《桑田あや@リセマム》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. ゼネラルで使用していた端末から情報流出の可能性

    ゼネラルで使用していた端末から情報流出の可能性

  2. FortiGate の SSL-VPN 廃止受けた設定最適化サービス

    FortiGate の SSL-VPN 廃止受けた設定最適化サービス

  3. メール誤送信事故多発で悪名高いドッペルゲンガードメイン「gmai.com」はどこの誰が保有しているのか?

    メール誤送信事故多発で悪名高いドッペルゲンガードメイン「gmai.com」はどこの誰が保有しているのか?

  4. 木更津市 黒塗りして 個人情報漏えい

    木更津市 黒塗りして 個人情報漏えい

  5. 測定器メーカーならではのセキュリティとは(東陽テクニカ)[Security Days Spring 2018]

    測定器メーカーならではのセキュリティとは(東陽テクニカ)[Security Days Spring 2018]PR

ランキングをもっと見る
PageTop