アラバマ配送センターの労働組合結成をつぶす ~ Amazon 必死の努力一覧 | ScanNetSecurity
2025.12.10(水)

アラバマ配送センターの労働組合結成をつぶす ~ Amazon 必死の努力一覧

金曜日(編集部註:2021年4月9日)に発表された結果によると、米アラバマ州ベッセマーにある Amazon の配送センターの労働者は投票で労働組合結成に反対した。

国際 TheRegister
アラバマ配送センターの労働組合結成をつぶす ~ Amazon 必死の努力一覧
アラバマ配送センターの労働組合結成をつぶす ~ Amazon 必死の努力一覧 全 1 枚 拡大写真
 金曜日(編集部註:2021年4月9日)に発表された結果によると、米アラバマ州ベッセマーにある Amazon の配送センターの労働者は投票で労働組合結成に反対した。

 小売・卸売業・百貨店ユニオン(RWDSU)が後ろ盾となる組合派の労働者が闘ったこの闘争は、Amazon の「フルフィルメントセンター」における労働条件と闘う重要な最初の一歩とみなされていた。Eコマース巨大企業にとってのこの脅威は、全米各地の他の物流倉庫で労働組合が結成される前例になる可能性があった。

 だが、組合派の労働者の奮闘はさえぎられた。同僚のほとんどが反対票を投じたのだ。「アラバマ州 BHM1 フルフィルメントセンターの従業員のみなさん、投票にご参加くださり、ありがとうございます」と、Amazon の声明には記されている。

 「この数か月間、多くの雑音がありましたが、みなさんの全体としての声が最終的に聞き届けられたことに嬉しく思います。最終結果では、BHM1 の従業員で RWDSU 労組への参加に賛成票を投じた方は 16 パーセントに達しませんでした」。

 だが、まだ闘いは終わっていない。RWDSU は、労働法を守らせる立場の連邦機関である全国労働関係委員会(NLRB)に異議を申し立てると発表した。Amazon は違法に投票に干渉して、自由で公平な投票機会の確保を困難にした、と RWDSU は非難している。

《The Register誌特約記事》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. ITコンサル企業、特別損失 73,000,000 円計上 ~ 連結子会社への不正アクセス受け

    ITコンサル企業、特別損失 73,000,000 円計上 ~ 連結子会社への不正アクセス受け

  2. 伊予銀行の再委託先で使用していたローレルバンクマシン提供のクラウドサービスに身代金要求を伴う不正アクセス

    伊予銀行の再委託先で使用していたローレルバンクマシン提供のクラウドサービスに身代金要求を伴う不正アクセス

  3. 不審な通信ログ検知し発覚 ~ 日本ビジネスシステムズに不正アクセス

    不審な通信ログ検知し発覚 ~ 日本ビジネスシステムズに不正アクセス

  4. 大気社の海外グループ会社へのランサムウェア攻撃、社外への情報流出は確認されず

    大気社の海外グループ会社へのランサムウェア攻撃、社外への情報流出は確認されず

  5. 停職 3 月の停職処分に ~ 工事に係る秘匿情報を業者に漏えい

    停職 3 月の停職処分に ~ 工事に係る秘匿情報を業者に漏えい

ランキングをもっと見る
PageTop