Microsoft Power Appsの欠陥でメールやTeams のメッセージ、OneDriveのファイル盗取の可能性 | ScanNetSecurity
2026.06.05(金)

Microsoft Power Appsの欠陥でメールやTeams のメッセージ、OneDriveのファイル盗取の可能性

URLが「https://make.powerapps.com」 で始まることのみを検証する欠陥で、攻撃者はこれを悪用し、サブドメイン「https://make.powerapps.com.fakecorp.ca」 などを作成し、信頼されていないコンテンツを Power Apps のタブに読み込ませることが可能となる。

脆弱性と脅威 脅威動向

 Tenable, Inc.は6月14日、Microsoft Power Apps 内の欠陥が攻撃者に悪用されてメール、Teams のメッセージ、OneDriveのファイル盗取の可能性について同社ブログで発表した。

 Microsoft Teams のユーザーは、デフォルト機能で所属しているチーム内のタブでアプリを起動でき、企業もOffice 365 や Microsoft Teams を Business Basic 以上のライセンスで使用している場合は、同様にタブ内で Microsoft Power Apps を起動できるが、Tenable社ではPower Apps タブに読み込まれたコンテンツに、不適切に固定された正規表現が適用されていることを発見した。

 Tenable社によると、タブ内のコンテンツのソースを検証するメカニズムが、出典URLが「https://make.powerapps.com/」ではなく「https://make.powerapps.com」 で始まることのみを検証し、それより深く検証しないという欠陥で、攻撃者はこの欠陥を悪用し、自分が制御している任意のドメインの配下に https://make.powerapps.com.fakecorp.ca などのサブドメインを作成し、そこから信頼されていないコンテンツを Power Apps のタブに読み込ませることが可能となる。

 本脆弱性は、Microsoft Teams がその中で起動されている Microsoft Power Apps に付与している権限によってさらに深刻化し、悪用が成功した場合に、アプリが起動されているタブにアクセスするユーザー全員が乗っ取られる可能性があり、乗っ取られたユーザーの Teams 内のグループメッセージの閲覧、メールや OneDrive の保管先にアクセスする等が可能となる。

 Microsoft では本件の解決策を実装済みで、エンドユーザー企業は対応の必要がない。

《高橋 潤哉( Junya Takahashi )》

関連記事

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 横浜DeNAベイスターズ日本一優勝パレード2024 支援者情報が漏えいした可能性 ~ CAMPFIRE への不正アクセス

    横浜DeNAベイスターズ日本一優勝パレード2024 支援者情報が漏えいした可能性 ~ CAMPFIRE への不正アクセス

  2. 株式会社SHIFT SECURITY、新会社設立を中止し株式会社SHIFTに吸収合併へ

    株式会社SHIFT SECURITY、新会社設立を中止し株式会社SHIFTに吸収合併へ

  3. 穴吹ハウジングサービスへのランサムウェア攻撃、外部に漏えいした可能性のある個人情報は 207,773 件であることを最終確認

    穴吹ハウジングサービスへのランサムウェア攻撃、外部に漏えいした可能性のある個人情報は 207,773 件であることを最終確認

  4. DMARCポリシーは reject を推奨 ~「フィッシング対策ガイドライン 2026年度版」公開

    DMARCポリシーは reject を推奨 ~「フィッシング対策ガイドライン 2026年度版」公開

  5. 東京デジタルアカデミーポータルサイトでの設定不備、CSV ファイルのダウンロードを確認

    東京デジタルアカデミーポータルサイトでの設定不備、CSV ファイルのダウンロードを確認

ランキングをもっと見る
PageTop