2019年度の情報セキュリティ市場は1兆1,201億円、2021年予測は1兆2,127億円に~JNSA調査 | ScanNetSecurity
2025.12.04(木)

2019年度の情報セキュリティ市場は1兆1,201億円、2021年予測は1兆2,127億円に~JNSA調査

特定非営利活動法人日本ネットワークセキュリティ協会(JNSA)は6月30日、セキュリティ市場調査ワーキンググループによる「2020年度 国内情報セキュリティ市場調査報告書」を発表した。

調査・レポート・白書・ガイドライン 調査・ホワイトペーパー
情報セキュリティツール市場推移
情報セキュリティツール市場推移 全 2 枚 拡大写真
 特定非営利活動法人日本ネットワークセキュリティ協会(JNSA)は6月30日、セキュリティ市場調査ワーキンググループによる「2020年度 国内情報セキュリティ市場調査報告書」を発表した。2019年度は近年の国内情報セキュリティ市場の変化を鑑み、セキュリティ区分、調査内容の見直しを行い【新分類】の成果物として公開、2020年度も【新分類】の調査様式で市場調査を行った。

 同調査では、セキュリティ市場をツールとサービスに分けており、新分類による2019年度の情報セキュリティ市場は、ツール市場が6,592億円、サービス市場が4,609億円で、合計1兆1,201億円となった。2020年度の予測値は、ツール市場が6,810億円、サービス市場が4,789億円で、合計1兆1,599億円とみている。さらに2021年度の予測値は、ツール市場が6,956億円、サービス市場が5,171億円で、合計1兆2,127億円になると予測している。

 2019年の情報セキュリティツール市場では、ネットワーク防御・検知/境界線防御製品が1,831億円で27.8%を占め、コンテンツセキュリティ対策製品が1,779億円で27.0%、エンドポイント保護管理製品が1,685億円で25.6%と3製品が拮抗。アイデンティティ・アクセス管理製品は1,298億円で19.7%となっている。ツール全体では前年から2.8%の増加、もっとも伸び率が高かったのはネットワーク防御・検知/境界線防御製品で8.8%増加した。

 2019年の情報セキュリティサービス市場では、マネージド・運用サービスが2,000億円で44.0%を占め、コンサルティング/診断サービスが1,762億円で38.0%、周辺サービスが847億円で18.0%となった。サービス全体では前年から2.2%の増加、もっとも伸び率が高かったのはコンサルティング/診断サービスで6.3%増加した。

《ScanNetSecurity》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 流出先での営業活動が新たに判明 ~ ヤマト運輸の元従業員による情報不正持ち出し

    流出先での営業活動が新たに判明 ~ ヤマト運輸の元従業員による情報不正持ち出し

  2. 期限警告 金銭未払 情報漏えい ~ 迷惑メール「HEUR:Hoax.Script.Scaremail」が受信者を脅しそして煽る 5 つのパターン

    期限警告 金銭未払 情報漏えい ~ 迷惑メール「HEUR:Hoax.Script.Scaremail」が受信者を脅しそして煽る 5 つのパターン

  3. テインへのランサムウェア攻撃、子会社の中国工場が 1 週間稼働を停止

    テインへのランサムウェア攻撃、子会社の中国工場が 1 週間稼働を停止

  4. ゼネラルで使用していた端末から情報流出の可能性

    ゼネラルで使用していた端末から情報流出の可能性

  5. コバヤシのサーバに不正アクセス、情報が窃取されるもデータ暗号化や業務停止に至る被害は無し

    コバヤシのサーバに不正アクセス、情報が窃取されるもデータ暗号化や業務停止に至る被害は無し

ランキングをもっと見る
PageTop