4~6月で最も注目された脆弱性とは?「JVN iPedia」登録状況を公開
独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は7月21日、2021年第2四半期(4月から6月)における「脆弱性対策情報データベース『JVN iPedia』の登録状況」を発表した。
調査・レポート・白書・ガイドライン
調査・ホワイトペーパー
件数が多かった脆弱性は、「CWE-79(クロスサイトスクリプティング:XSS)」264件、「CWE-20(不適切な入力確認)」134件、「CWE-269(不適切な権限管理)」101件、「CWE-787(境界外書き込み)」88件、「CWE-200(情報漏えい)」87件などとなっている。
製品別登録状況では、1位に「Qualcomm component(クアルコム)」、2位に「Fedora(Fedora Project)」、3位に「Debian GNU/Linux(Debian)」、4位に「Oracle E-Business Suite(オラクル)」、同率4位から7位、10位、13位、15位~16位、18位~19位をWindows OSが占め、8位に「MySQL(オラクル)」、9位に「Google Chrome(Google)」がランクインしている。
アクセスの多かったJVN iPediaの脆弱性対策情報は、1位に「phpMyAdmin におけるクロスサイトスクリプティングの脆弱性」、2位に「バッファロー製ルータにおける複数の脆弱性」、3位に「スマートフォンアプリ「ぐるなび」におけるアクセス制限不備の脆弱性」、4位に「バッファロー製の複数のネットワーク機器においてデバッグ機能を有効化される問題」、5位に「WordPress 用プラグイン WP Fastest Cache におけるディレクトリトラバーサルの脆弱性」、6位に「Aterm WF1200CR、Aterm WG1200CR、Aterm WG2600HS および Aterm WX3000HP における複数の脆弱性」、7位に「書庫一括操作ユーティリティにおけるディレクトリトラバーサルの脆弱性」、8位に「複数の Aterm 製品における複数の脆弱性」、9位に「スマートフォンアプリ「ホットペッパーグルメ」におけるアクセス制限不備の脆弱性」、10位に「mod_auth_openidc におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性」となっている。
《ScanNetSecurity》
関連記事
この記事の写真
/