[インタビュー] ランサムウェア身代金交渉人の告白:後編「修羅場の交渉マニュアル」 | ScanNetSecurity
2026.02.22(日)

[インタビュー] ランサムウェア身代金交渉人の告白:後編「修羅場の交渉マニュアル」

「交渉人のスキルは、オファーを出すことではなく、攻撃者に『オファーを出す」ように仕向けることです」とシャー氏は教えてくれました。

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[インタビュー] ランサムウェア身代金交渉人の告白:後編「修羅場の交渉マニュアル」
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前編

お金の話

 交渉人を使う理由のひとつは、彼らが個人的に影響を受けたりすることがないので、シャー氏とそのチームが取り乱さずに済み、高額な要求に対する耐性が強くなることです。彼によればこの仕事の原則は「あなたの最終的な結論がどうなるかを相手に知らせないこと。相手がそれを知れば、あなたはより多くのお金を払うことになり、相手はそれを要求する」だそうです。

 「交渉人のスキルは、オファーを出すことではなく、攻撃者に『オファーを出す」ように仕向けることです」とシャー氏は教えてくれました。「相手の提案を議論する際には、そんな要求など到底手の届かないものであること、非現実的なものであること、そのような要求に応じるには恐ろしく時間がかかることなど、を示していく戦術があります。このような会話のスタイルは、さらなる議論を生み、追加の情報や遅延、あるいはより低い要求金額をもたらしてくれます。そして、目的を達成するまで、このサイクルを繰り返すことができます」

 犯罪者とのこれらのやりとりは、とりたててシャー氏に印象を残すものはなかったそうです。

《The Register誌特約記事》

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