企業への初期侵入方法、最多は総当たり攻撃 ~ カスペルスキー分析 | ScanNetSecurity
2026.02.23(月)

企業への初期侵入方法、最多は総当たり攻撃 ~ カスペルスキー分析

株式会社カスペルスキーは11月11日、「Incident Response Analyst Report」日本語版を公開した。同レポートでは同社のグローバル緊急対応チーム(GERT)が、2020年にインシデントレスポンスを実施したサイバー攻撃を分析している。

調査・レポート・白書・ガイドライン 調査・ホワイトペーパー
サイバー攻撃の初期の侵入経路とその割合
サイバー攻撃の初期の侵入経路とその割合 全 1 枚 拡大写真
 株式会社カスペルスキーは11月11日、「Incident Response Analyst Report」日本語版を公開した。同レポートでは同社のグローバル緊急対応チーム(GERT)が、2020年にインシデントレスポンスを実施したサイバー攻撃を分析している。

 GERTが2020年にインシデントレスポンスを実施した際の匿名化されたデータを分析したところ、企業ネットワークへの初期侵入方法として最多は総当たり攻撃で、2019年の13.3%から31.6%に急増、続いて外部公開されたアプリケーションの脆弱性の悪用が31.5%を占めた。2020年以降に見つかった脆弱性が悪用されたインシデントはごく僅かで、大半のケースで比較的古い脆弱性へのパッチ未適用の状態が悪用されている。

 初期の侵入から攻撃発見までの期間はそれぞれ、総当たり攻撃は数時間後が18%で数日後が55%に、外部公開アプリケーションの脆弱性の悪用は数時間後が33%で数日後が22%に、悪意のあるメールは数時間後が43%で数日後は29%となり、ほぼ半数以上が数日以内に検知されている。しかし一部の攻撃は数か月以上継続することがあり、その平均攻撃期間は90.4日間となった。

 同社では企業のインフラストラクチャへの侵害に遭うリスクを最小限に抑えるために、下記の対策を推奨している。

・多要素認証(MFA)やID/アクセス管理ツールを含む強固なパスワードポリシーの導入

・ソフトウェアベンダーからの最新の脆弱性情報の定期的な入手、ネットワークの脆弱性スキャン、及びパッチの適用

・従業員のセキュリティ意識を高いレベルで維持

・攻撃を迅速に検知し対応するためにEndpoint Detection and Response(EDR)ソリューションとMDRサービスの導入

《高橋 潤哉》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. フォレンジック調査を無駄にしないため サイバー攻撃被害発生時にやってはいけないNG行動集、個人情報保護委員会が公表

    フォレンジック調査を無駄にしないため サイバー攻撃被害発生時にやってはいけないNG行動集、個人情報保護委員会が公表

  2. 信和、サイバー攻撃を受けた可能性のある事象を確認

    信和、サイバー攻撃を受けた可能性のある事象を確認

  3. ドーミーシニアの従業員が使用していた端末がフィッシングメールを起点に不正操作

    ドーミーシニアの従業員が使用していた端末がフィッシングメールを起点に不正操作

  4. 第三者が個人情報を閲覧しうる状態となり「BTCBOX」がサービス停止、関東財務局から報告徴求命令も

    第三者が個人情報を閲覧しうる状態となり「BTCBOX」がサービス停止、関東財務局から報告徴求命令も

  5. 決算情報開示より前に誤って情報配信 ~ 決算説明動画の文字起こしや配信を委託した株式会社フィスコから

    決算情報開示より前に誤って情報配信 ~ 決算説明動画の文字起こしや配信を委託した株式会社フィスコから

ランキングをもっと見る
PageTop