マイクロソフト、Azure Active Directoryの情報漏えいを引き起こす脆弱性に対処 | ScanNetSecurity
2026.06.05(金)

マイクロソフト、Azure Active Directoryの情報漏えいを引き起こす脆弱性に対処

日本マイクロソフト株式会社は11月17日、Azure Active Directory(AD)の脆弱性(CVE-2021-42306)への対処をブログで発表した。

脆弱性と脅威 セキュリティホール・脆弱性
 日本マイクロソフト株式会社は11月17日、Azure Active Directory(AD)の脆弱性(CVE-2021-42306)への対処をブログで発表した。

 同社では、Azure Active Directory(AD)の情報漏えいを引き起こす脆弱性(CVE-2021-42306)に対処するため、一部のAzure サービスによってプライベートキーのデータが、Azure Active Directory(Azure AD)アプリケーションまたはサービスプリンシパルのKeyCredentialsプロパティに格納されないよう修正し、既に保存されたKeyCredentialsプロパティのプライベートキーのデータへの読み取りを制限するよう、修正を実施した。

 KeyCredentialsプロパティは、アプリケーションの認証資格情報を構成するため使用され、アプリケーション メタデータへの読み取りアクセス権を持つ、組織のAzure ADテナント内の全てのユーザー、サービスがアクセスできる。KeyCredentialsプロパティは認証で使用するために、公開キー データを持つ証明書を受け入れるよう設計されているが、プライベートキーデータを持つ証明書がプロパティに正しく保存されていない可能性もあり、プライベートキーデータにアクセスすると、ユーザーが影響を受けるアプリケーションまたはサービス プリンシパルを偽装できるようにすることで特権の昇格攻撃を引き起こす。

 同社によると、一部の Microsoftのサービスでアプリケーションを作成時にkeyCredentialsプロパティにプライベートキーデータを正しく格納していないことが判明している。なお同社の調査では、プライベートキーデータに悪意のあるアクセスが行われた痕跡は無かった。

 本脆弱性の影響を受けるMicrosoft Azureサービスでは、keyCredentialsプロパティに平文のプライベートキー情報を保存できないようにすることで、問題に対処しており、またAzure ADでは、UIまたはAPIにユーザーまたはサービスによって以前に追加された平文のプライベートキーデータの読み取りを防止することで対処を行っており、これにて平文のプライベートキーデータへのアクセスは不可能となり、リスクが軽減されている。

《ScanNetSecurity》

関連記事

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 株式会社SHIFT SECURITY、新会社設立を中止し株式会社SHIFTに吸収合併へ

    株式会社SHIFT SECURITY、新会社設立を中止し株式会社SHIFTに吸収合併へ

  2. 横浜DeNAベイスターズ日本一優勝パレード2024 支援者情報が漏えいした可能性 ~ CAMPFIRE への不正アクセス

    横浜DeNAベイスターズ日本一優勝パレード2024 支援者情報が漏えいした可能性 ~ CAMPFIRE への不正アクセス

  3. 穴吹ハウジングサービスへのランサムウェア攻撃、外部に漏えいした可能性のある個人情報は 207,773 件であることを最終確認

    穴吹ハウジングサービスへのランサムウェア攻撃、外部に漏えいした可能性のある個人情報は 207,773 件であることを最終確認

  4. ランサムウェア被害の情報漏えいで「全米から告訴」~ 法務部長 五年間の法廷闘争戦略

    ランサムウェア被害の情報漏えいで「全米から告訴」~ 法務部長 五年間の法廷闘争戦略

  5. 東京デジタルアカデミーポータルサイトでの設定不備、CSV ファイルのダウンロードを確認

    東京デジタルアカデミーポータルサイトでの設定不備、CSV ファイルのダウンロードを確認

ランキングをもっと見る
PageTop