Microsoft Exchange サーバにゼロデイ脆弱性、悪用した攻撃も確認 | ScanNetSecurity
2025.10.26(日)

Microsoft Exchange サーバにゼロデイ脆弱性、悪用した攻撃も確認

日本マイクロソフト株式会社は9月30日、Microsoft Exchange サーバのゼロデイ脆弱性について同社ブログで発表した。

脆弱性と脅威 セキュリティホール・脆弱性

 日本マイクロソフト株式会社は9月30日、Microsoft Exchange サーバのゼロデイ脆弱性について同社ブログで発表した。ベトナムに本拠を持つセキュリティ企業「GTSC」が同社ブログで公開し、トレンドマイクロが運営するZero Day Initiativeを経由しマイクロソフトに報告を行っている。

 マイクロソフトでは現在、Microsoft Exchange Server 2013、2016、2019 に影響を及ぼす2件のゼロデイの脆弱性を調査している。1件目は、サーバーサイド リクエスト フォージェリ(SSRF)の脆弱性(CVE-2022-41040)で、2件目はPowerShell に攻撃者がアクセスできる場合にリモートでコードが実行される(RCE)可能性がある脆弱性(CVE-2022-41082)。

 マイクロソフトでは現時点で、これら2つの脆弱性を使用してユーザーのシステムに侵入する限定的な標的型攻撃を確認している。これらの攻撃では、CVE-2022-41040 により認証された攻撃者が CVE-2022-41082 をリモートで実行する可能性がある。これら2つの脆弱性のいずれかを悪用するには、脆弱な Exchange Server への認証されたアクセスが必要となる。

 マイクロソフトでは修正プログラムをリリースするまでの間、緩和策と検出に関するガイダンスを提供している。

《ScanNetSecurity》

関連記事

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 大量に営業機密等を不正取得 ~ 不正競争防止法違反容疑でエレコム元従業員を刑事告訴

    大量に営業機密等を不正取得 ~ 不正競争防止法違反容疑でエレコム元従業員を刑事告訴

  2. 関与していた元社員とは未だ連絡取れず ~ 京都市内で保険申込書写し 計 632 枚拾得

    関与していた元社員とは未だ連絡取れず ~ 京都市内で保険申込書写し 計 632 枚拾得

  3. 「漏えい情報を復号できないため報告を要しない(個人情報保護委員会)」ランサムウェアの前に全データを暗号化するソリューションで保険代理店の顧客情報守られる

    「漏えい情報を復号できないため報告を要しない(個人情報保護委員会)」ランサムウェアの前に全データを暗号化するソリューションで保険代理店の顧客情報守られる

  4. アスクル Web サイトがランサムウェア感染、受注出荷業務が停止

    アスクル Web サイトがランサムウェア感染、受注出荷業務が停止

  5. 「ランサムウェア被害ゼロ」電算システムが語る ChromeOS のセキュリティ設計とコスト優位性

    「ランサムウェア被害ゼロ」電算システムが語る ChromeOS のセキュリティ設計とコスト優位性PR

ランキングをもっと見る
PageTop