一般社団法人ソフトウェア協会(SAJ)は12月8日、厚生労働省「医療情報セキュリティ研修及びサイバーセキュリティインシデント発生時初動対応支援・調査事業」を受託し、医療機関向けサイバーセキュリティ対策研修事業を12月20日から開始すると発表した。
同事業では、医療機関のサイバーセキュリティ対策の徹底を図るために経営層や医療従事者等へのセキュリティ対策研修を実施するに伴い、医療機関向けセキュリティ教育支援ポータルサイト(MIST:Medical Information Security Training)を開設する。同サイトでは、12月中旬からの研修の申し込みに加え、サイバーセキュリティ教育に活用できるコンテンツ集の掲載などの継続的な教育支援を行う。
研修の受講対象とその内容はそれぞれ下記の通り。
経営者:最近のランサムウェアなどのサイバー攻撃事例を把握し、サイバーセキュリティの大切さ、経営者が今すべきことなどを学習。
システム・セキュリティ管理者:事例から設定や対応について学習し、インシデントへの備えや知識を身につける。管理者の初級編のコンテンツも用意。
初学者・医療従事者:セキュリティの基本や普段の心がけなど、最近の事例などからインターネットや端末を使う上での注意点を学習。
医療機関セキュリティ教育支援ポータルサイト(MIST)
https://mhlw-training.saj.or.jp/