2年連続記録更新、2022年の上場企業の情報漏えい ~ 東京商工リサーチ調査 | ScanNetSecurity
2026.01.13(火)

2年連続記録更新、2022年の上場企業の情報漏えい ~ 東京商工リサーチ調査

 株式会社東京商工リサーチは1月19日、上場企業とその子会社における2022年の個人情報漏えい・紛失事故についての調査結果を発表した。

調査・レポート・白書・ガイドライン 調査・ホワイトペーパー
ウイルス感染・不正アクセスによる事故 発生推移
ウイルス感染・不正アクセスによる事故 発生推移 全 1 枚 拡大写真

 株式会社東京商工リサーチは1月19日、上場企業とその子会社における2022年の個人情報漏えい・紛失事故についての調査結果を発表した。

 同調査によると、2022年に公表された情報漏えい・紛失事故は150社165件で、漏えいした個人情報は前年比3.0%増となる592万7,057人分で、2012年以降の11年間で社数と事故件数はともに2年連続で最多を更新している。調査を開始した2012年から2022年までの累計の事故件数は1,090件で、漏えい・紛失した可能性のある個人情報は累計1億2,572万人分と日本の人口に匹敵するスケールに広がっている。

 2022年の不正アクセスやウイルス感染などのサイバー攻撃による事故は最多の87社91件となり、全体の件数を押し上げている。

 2022年は個人情報100万件以上の漏えいは2件発生し、グループ内で顧客情報を誤送信したJ.フロントリテイリングが191万3,854人分、不正アクセス被害を受けた森永製菓が164万8,922人分となっている。

 2022年の情報漏えい・紛失事故の165件の原因としては、「ウイルス感染・不正アクセス」が91件(55.1%)で最多となり半数以上を占めた。次いで「誤表示・誤送信」が43件(26.0%)、「紛失・誤廃棄」が25件(15.1%)と続いた。

 1事故あたりの情報漏えい・紛失件数の平均は「ウイルス感染・不正アクセス」が8万9,978人分で、紙媒体が中心の「紛失・誤廃棄」(平均1万1,922人分)などに比べ規模が大きく、被害が広範囲に及んでいる。

 2022年の情報漏えい・紛失事故165件のうち、クレジットカード情報が漏えいした可能性を公表した事故は13件(7.8%)あった。クレジットカード決済システムを運営するメタップスペイメントでは、システムへの不正アクセスによる多数のクレジットカード情報の流出を受け、代表取締役が引責辞任している。

《ScanNetSecurity》

関連記事

この記事の写真

/
PageTop

アクセスランキング

  1. 宅地建物取引士証の交付時に誤った顔写真を貼り付け

    宅地建物取引士証の交付時に誤った顔写真を貼り付け

  2. 埼玉大学で在学生 8,373 名の学籍番号及び GPA 等を含む個人情報が閲覧可能に

    埼玉大学で在学生 8,373 名の学籍番号及び GPA 等を含む個人情報が閲覧可能に

  3. 「攻撃者の高い執念が感じられ」る 日本語版 EmEditor Web サイトのリンク改変

    「攻撃者の高い執念が感じられ」る 日本語版 EmEditor Web サイトのリンク改変

  4. EmEditor「公式サイトからダウンロードしたお客様が被害に遭われた点に重い責任を感じて」いる

    EmEditor「公式サイトからダウンロードしたお客様が被害に遭われた点に重い責任を感じて」いる

  5. セキュリティインシデント経験企業の 10 %が 10 億円以上の甚大な経済的損失

    セキュリティインシデント経験企業の 10 %が 10 億円以上の甚大な経済的損失

ランキングをもっと見る
PageTop