国内セキュリティ市場支出額9,336億円に IDC予測 | ScanNetSecurity
2025.12.21(日)

国内セキュリティ市場支出額9,336億円に IDC予測

 IDC Japan 株式会社は4月12日、最新のセキュリティ市場における産業分野・企業規模別の予測を発表した。

調査・レポート・白書・ガイドライン 調査・ホワイトペーパー
国内セキュリティ市場 産業分野/従業員規模別予測、2021年~2026年
国内セキュリティ市場 産業分野/従業員規模別予測、2021年~2026年 全 1 枚 拡大写真

 IDC Japan 株式会社は4月12日、最新のセキュリティ市場における産業分野・企業規模別の予測を発表した。

 同社では、セキュリティに関わるハードウェア、ソフトウェア、サービスについて19の産業分野及び5の企業規模とコンシューマー市場に対して、国内市場を含むグローバルな支出額分析を「IDC Worldwide Security Spending Guide 」として提供している。

 2023年2月に発行した「IDC Worldwide Security Spending Guide 」によると、セキュリティ市場のグローバル市場支出額は2023年に前年比12.1%増の2,190億米ドルに達し、国内市場の支出額では前年比7.1%増の9,336億円に達すると予測している。

 同社では国内セキュリティ市場について、下記の産業分野および企業規模で特に市場規模が拡大していると分析している。

コンシューマー:エンドポイントセキュリティ製品・サービスが成長

流通・サービス(中堅中小企業):エンドポイントセキュリティに加え、ID管理、データセキュリティ、マネージドセキュリティサービスが成長

製造・資源(中堅中小企業):エンドポイントセキュリティとマネージドセキュリティサービスが成長

公共(大企業):マネージドセキュリティサービス、サイバーセキュリティ分析・インテリジェンスが成長

 IDCでは企業・消費者のデジタルシフトに伴うセキュリティリスクの拡大への対策や個人情報保護・コンプライアンス対応としてのサイバーセキュリティ対策が今後も継続し、国内セキュリティ市場は2021年~2026年の年間平均成長率(CAGR:Compound Annual Growth Rate)は7.1%で成長すると予測している。

 IDC Japan Software/Service Solutions グループディレクターの眞鍋敬氏は「企業がデジタルレジリエンシーを向上させ競争力を維持するためには、ビジネスバイヤー/消費者からのデジタルトラストを得る必要があり、サイバーセキュリティ対策はデジタルトラストの基本要件として重要性を増すだろう」と述べている。

《ScanNetSecurity》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 第三者がセキュリティソフトを無効化 ~ 審調社へのランサムウェア攻撃

    第三者がセキュリティソフトを無効化 ~ 審調社へのランサムウェア攻撃

  2. 社内システム不当操作 送配電事業者の従業員が電気を約 9 年間不正使用

    社内システム不当操作 送配電事業者の従業員が電気を約 9 年間不正使用

  3. アスクル社長「可能な限り詳細にご報告いたします。サイバー攻撃対策の一助となりましたら幸い」

    アスクル社長「可能な限り詳細にご報告いたします。サイバー攻撃対策の一助となりましたら幸い」

  4. 能動的サイバー防御関連法案と日本の役割の変化ほか ~ NTTデータグループ「サイバーセキュリティに関するグローバル動向四半期レポート(2025 Q1)」

    能動的サイバー防御関連法案と日本の役割の変化ほか ~ NTTデータグループ「サイバーセキュリティに関するグローバル動向四半期レポート(2025 Q1)」

  5. 約 4 割が「二段階認証使いにくい」金融取引の認証意識調査結果

    約 4 割が「二段階認証使いにくい」金融取引の認証意識調査結果

ランキングをもっと見る
PageTop