NIST CSF 2.0 リリース ~ 新たに追加された 6 番目の機能の役割 | ScanNetSecurity
2024.07.27(土)

NIST CSF 2.0 リリース ~ 新たに追加された 6 番目の機能の役割

 NIST による CSF の元のバージョン(および 1.1)を使用したことがある人は、その 5 つのコア機能(識別、防御、検知、対応、復旧)に馴染みがあるだろう。この 5 つの機能に欠けていたのが、CSF 2.0 で新たに追加された 6 つ目の機能「ガバナンス」である。

国際 TheRegister
https://www.nist.gov/
https://www.nist.gov/ 全 1 枚 拡大写真

 米国国立標準技術研究所(NIST)は、元のモデルを 10 年間運用し、改訂作業に 2 年を費やした後、サイバーセキュリティフレームワーク(CSF)のバージョン 2.0 をリリースした。

 NIST によると、重要なインフラ分野を念頭に置いて設計された元のバージョンとは異なり、CSF 2.0 の適用範囲は、「サイバーセキュリティの洗練度に関係なく」あらゆる分野や規模の組織に適したセキュリティに対応するよう拡大されたという。

 CSF に馴染みのない人のために説明すると、CSF は、組織がサイバーセキュリティ態勢を改善し、安全に運用する方法について組織の意識を高めるのに役立つ、NIST による一連のベストプラクティスと推奨事項である。

 NIST 所長のローリー・ロカシオによると、新しい CSF [PDF] は、適用範囲を拡大するとともに、ベストプラクティスの推奨文書という枠を超えたものであるという。


《The Register》

この記事の写真

/

特集

関連記事

PageTop

アクセスランキング

  1. レッドチーム演習大成功 丸五か月間誰も気づけず

    レッドチーム演習大成功 丸五か月間誰も気づけず

  2. ベルシステム24 のベトナム子会社に不正アクセス、コールセンター受託業務での顧客情報漏えいの可能性

    ベルシステム24 のベトナム子会社に不正アクセス、コールセンター受託業務での顧客情報漏えいの可能性

  3. 東京海上日動火災保険 提携先の税理士法人にランサムウェア攻撃

    東京海上日動火災保険 提携先の税理士法人にランサムウェア攻撃

  4. 富士通の複数の業務パソコンに高度な手法で攻撃を行うマルウェア、複製指示のコマンドを実行し拡大

    富士通の複数の業務パソコンに高度な手法で攻撃を行うマルウェア、複製指示のコマンドを実行し拡大

  5. イセトーへのランサムウェア攻撃で伊予銀行の顧客情報が漏えい

    イセトーへのランサムウェア攻撃で伊予銀行の顧客情報が漏えい

ランキングをもっと見る
PageTop