2017 年以前に出荷された一部の FeliCa IC チップに脆弱性、データの読み取りや改ざんが実行される可能性 | ScanNetSecurity
2025.12.24(水)

2017 年以前に出荷された一部の FeliCa IC チップに脆弱性、データの読み取りや改ざんが実行される可能性

 ソニー株式会社は8月28日、2017年以前に出荷された一部のFeliCa ICチップの脆弱性について発表した。

脆弱性と脅威 セキュリティホール・脆弱性

 ソニー株式会社は8月28日、2017年以前に出荷された一部のFeliCa ICチップの脆弱性について発表した。

 ソニーによると、同社の非接触ICカード技術「FeliCa」のICチップのうち、2017年以前に出荷された一部のICチップについて、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)の「情報セキュリティ早期警戒パートナーシップガイドライン」に基づいた外部からの指摘で、報告された操作によりデータの読み取りや改ざんが実行される可能性を確認したとのこと。

 FeliCaを利用するサービスのセキュリティは、FeliCa ICチップのセキュリティに加え、サービスごとにシステム全体で構築されており、ソニーでは同事案について、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップの枠組みの中で、一部のサービス事業者や公的機関とも連携している。

 株式会社NTTドコモも8月28日に、NTTドコモの金融サービスiDの非接触ICカード技術として採用するFeliCaの脆弱性について、開発元であるソニーから報告を受け、関係社と連携し対応を進めると公表している。なお、おサイフケータイが搭載するモバイルFeliCaについては当該脆弱性はない。

《ScanNetSecurity》

関連記事

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 元アクセンチュア幹部、米陸軍クラウドの安全基準達成を偽装し監査をあざむく

    元アクセンチュア幹部、米陸軍クラウドの安全基準達成を偽装し監査をあざむく

  2. バンダイチャンネルへの不正アクセス、最大 136.6 万件の会員情報漏えいの可能性

    バンダイチャンネルへの不正アクセス、最大 136.6 万件の会員情報漏えいの可能性

  3. 給与計算クラウドをネタにメール訓練実施 → サービス元がフィッシング注意喚起を発令

    給与計算クラウドをネタにメール訓練実施 → サービス元がフィッシング注意喚起を発令

  4. ネットワーク機器を経由してサーバに侵入 埼玉県商工会連合会にランサムウェア攻撃

    ネットワーク機器を経由してサーバに侵入 埼玉県商工会連合会にランサムウェア攻撃

  5. 第三者がセキュリティソフトを無効化 ~ 審調社へのランサムウェア攻撃

    第三者がセキュリティソフトを無効化 ~ 審調社へのランサムウェア攻撃

ランキングをもっと見る
PageTop