FeliCaの次世代ICチップでなりすまし防止(ソニー、ソニーイメージングプロダクツ&ソリューションズ)
ソニー株式会社とソニーイメージングプロダクツ&ソリューションズ株式会社は9月8日、FeliCa Standard非接触ICカード向けの次世代ICチップを開発したと発表した。
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新製品・新サービス
新ICチップでは新たにクラウドと連携したデータ管理が可能で、第三者の不正利用を防ぐFeliCaセキュアID機能を搭載、ISO/IEC 9798-4に準拠したアルゴリズムを実装し本ID読み出し時に改ざん検知が行え、サービス事業者は「なりすまし」等の不正利用を防止することが可能となる。
また、本ICチップは民生用ICカード用途として業界最高レベルのセキュリティを備え、カードとリーダー・ライター端末間の相互認証と暗号通信において、既存サービスとの互換性を備えたDES(Data Encryption Standard)暗号方式・AES(Advanced Encryption Standard)暗号方式をサポートしつつ、内部構造や記録されたデータの外部からの解析、読み取りを回避する最新の耐タンパー技術を搭載し、さらに高いセキュリティを実現している。
さらに、本ICチップはセキュリティに関する国際標準規格ISO/IEC 15408の評価保証レベルであるEAL6+を2020年6月に取得済みで、同社らでは2020年11月頃に、本ICチップおよび本チップを搭載したカード製品の量産開始を予定している。
《ScanNetSecurity》
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