「情報セキュリティ白書2025 一変する日常:支える仕組みを共に築こう」PDF 版公開 | ScanNetSecurity
2025.10.16(木)

「情報セキュリティ白書2025 一変する日常:支える仕組みを共に築こう」PDF 版公開

 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は9月10日、「情報セキュリティ白書2025 一変する日常:支える仕組みを共に築こう」のPDF版を公開した。

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「情報セキュリティ白書2025」表紙
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 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は9月10日、「情報セキュリティ白書2025 一変する日常:支える仕組みを共に築こう」のPDF版を公開した。

 2008年以降毎年発行している「情報セキュリティ白書」は、サイバーセキュリティ分野におけるインシデントや被害の実態、脅威動向、最近の注目事象、国内外の政策や制度、調査報告書、セキュリティ関連組織が提供する各種セキュリティ対策向けの施策など、多岐にわたる内容を網羅しており、2025年版では「 一変する日常:支える仕組みを共に築こう」が副題となっている。

 同書では2024年度のサイバーセキュリティの情勢について、ランサムウェア攻撃、標的型攻撃、DDoS攻撃などが国内外で引き続き多数観測されるとともに、攻撃の手口の巧妙化・洗練化も確認されるなど、サイバー空間における脅威はますます増大しているとしている。また、国際情勢が一層厳しさを増す中で、地政学リスクに起因するサイバー攻撃や偽情報の拡散など認知領域における情報戦なども観測されている。

 「情報セキュリティ白書2025」の目次・構成は下記の通り。

序章 2024年度の情報セキュリティの概況
第1章 国内外のサイバー脅威の動向
1.1 2024年度に観測されたインシデント状況
1.2 インシデント事例や脆弱性・攻撃の動向と対策
第2章 最近のサイバー空間を巡る注目事象
2.1 AIセーフティ実現に向けた取り組み
2.2 偽・誤情報の脅威の動向
第3章 国内の政策及び取り組みの動向
3.1 国内のサイバーセキュリティ政策の状況
3.2 サイバーセキュリティ人材の現状と育成
3.3 製品・サービスの評価・認証制度・暗号技術の動向
3.4 組織・個人に向けたサイバーセキュリティ対策の普及活動
第4章 国際的な政策及び取り組みの動向
4.1 国際的なサイバーセキュリティ政策の状況
4.2 国際標準化活動
付録 資料・ツール
第20回 IPA「ひろげよう情報セキュリティコンクール」2024 受賞作品
IPAの便利なツールとコンテンツ

  9月10日から提供開始となるPDF版のダウンロードを希望する場合は、下記のアンケートに回答することで無償で入手できる。

https://info.ipa.go.jp/form/pub/survey/wpsecurity-qre2025

 なお、「情報セキュリティ白書2025」の印刷書籍版は9月30日に2,200円で発売開始予定で、Amazon、全国の書店からの取り寄せ、全国官報販売協同組合で購入可能。

《ScanNetSecurity》

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