株式会社NTTデータ先端技術は10月1日、株式会社アシュアードと共同で「Smartsheet」と「yamory」との連携の検証を実施したと発表した。
NTTデータ先端技術が取り扱う「Smartsheet 」は、フォーチュン500に選出された企業の85%を含む、世界中の何百万人もの利用者に信頼されているエンタープライズ向け業務管理プラットフォーム。
アシュアードが運営する脆弱性管理クラウド「yamory」は、ITシステムの脆弱性を自動で検知し、管理・対策ができるクラウドサービスで、クラウドからオンプレまでの脆弱性管理とソフトウェアのSBOM対応をオールインワンで実現する。
NTTデータ先端技術では、脆弱性管理業務を一気通貫で支援するために「yamory」と「Smartsheet」をデータ連携させ、「yamory」で収集した脆弱性情報を「Smartsheet」に取り込み、その情報に紐づけた担当者のアサインから対応内容の記入、責任者への承認依頼といった一連の管理業務を行えるか、アシュアードと共同で実証実験を実施している。
実証実験の結果、脆弱性管理業務における下記の項目について実現可能で、コンプライアンス遵守と運用効率化の両面から効果があることを確認している。
・脆弱性情報およびその対応プロセスの可視化と証跡管理
「yamory」で取得した脆弱性情報に対し、「Smartsheet」上で担当者のアサインから対応内容を管理するとともに、承認履歴を記録・管理することでインシデント発生時や監査時の証跡として活用する。
・承認ワークフローの構築
脆弱性対応の要否や対応しない場合の承認プロセスを「Smartsheet」上で容易に構築・運用する。
・運用負荷の軽減
プロジェクト全体の対応状況・対応件数を、ダッシュボードを用いて視覚化することで管理業務の効率を向上させることが可能。手動での承認依頼や情報転記が不要になることで、担当者の工数が削減され、より戦略的なセキュリティ対策に集中することが可能となる。
NTTデータ先端技術では、今回の検証結果をもとに顧客の脆弱性管理業務を一気通貫でサポートする「yamory」と「Smartsheet」を連携させたサービス体制を整備する。