複数の RSUPPORT 製品に安全でない DLL 読み込みの脆弱性 | ScanNetSecurity
2025.12.04(木)

複数の RSUPPORT 製品に安全でない DLL 読み込みの脆弱性

独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は10月15日、複数のRSUPPORT製品における安全でないDLL読み込みの脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。

脆弱性と脅威 セキュリティホール・脆弱性

 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は10月15日、複数のRSUPPORT製品における安全でないDLL読み込みの脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。吉田英二(Eiji James Yoshida)氏と英利雅美氏が報告を行っている。影響を受けるシステムは以下の通り。

・CVE-2025-26859
RemoteView PCアプリケーションコンソール 6.0.2より前のバージョン

・CVE-2025-26860
RemoteCall Agent プログラム(サポートをする側(オペレーター))5.1.0より前のバージョン

・CVE-2025-26861
RemoteCall Agent プログラム(サポートをする側(オペレーター))5.3.0より前のバージョン

 RSUPPORT株式会社が提供する複数の製品には、攻撃者によって細工されたDLLを特定のフォルダに格納された場合、任意のコードを実行される可能性がある複数の脆弱性が存在する。

・RemoteView PCアプリケーションコンソールにおけるファイル検索パスの制御不備(CVE-2025-26859)

・RemoteCall Agent プログラム(サポートをする側(オペレーター))におけるファイル検索パスの制御不備(CVE-2025-26860、CVE-2025-26861)

 製品開発者は2017年に、本件の対策を行った下記バージョンをリリースしている。なお、自動アップデートの仕組みにより常に最新バージョンにアップグレードされるため、ユーザー側での操作は不要。

 また、CVE-2025-26859の影響を受ける「RemoteView PCアプリケーションコンソール」は、2023年1月31日にサービスが終了している。

・CVE-2025-26859
RemoteView PCアプリケーションコンソール 6.0.2

・CVE-2025-26860
RemoteCall Agent プログラム(サポートをする側(オペレーター))5.1.0

・CVE-2025-26861
RemoteCall Agent プログラム(サポートをする側(オペレーター))5.3.0

《ScanNetSecurity》

関連記事

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 流出先での営業活動が新たに判明 ~ ヤマト運輸の元従業員による情報不正持ち出し

    流出先での営業活動が新たに判明 ~ ヤマト運輸の元従業員による情報不正持ち出し

  2. テインへのランサムウェア攻撃、子会社の中国工場が 1 週間稼働を停止

    テインへのランサムウェア攻撃、子会社の中国工場が 1 週間稼働を停止

  3. 期限警告 金銭未払 情報漏えい ~ 迷惑メール「HEUR:Hoax.Script.Scaremail」が受信者を脅しそして煽る 5 つのパターン

    期限警告 金銭未払 情報漏えい ~ 迷惑メール「HEUR:Hoax.Script.Scaremail」が受信者を脅しそして煽る 5 つのパターン

  4. コバヤシのサーバに不正アクセス、情報が窃取されるもデータ暗号化や業務停止に至る被害は無し

    コバヤシのサーバに不正アクセス、情報が窃取されるもデータ暗号化や業務停止に至る被害は無し

  5. 大企業における VPN 時代の終焉ほか ~ Zscaler 2026年サイバーセキュリティトレンド

    大企業における VPN 時代の終焉ほか ~ Zscaler 2026年サイバーセキュリティトレンド

ランキングをもっと見る
PageTop