独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は10月15日、Phoenix Contact CHARX SEC-3xxxにおけるコードインジェクションの脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。パナソニックホールディングス株式会社の加藤遼氏が報告を行っている。影響を受けるシステムは以下の通り。
CHARX SEC-3150 Firmware 1.7.4より前のバージョン
CHARX SEC-3100 Firmware 1.7.4より前のバージョン
CHARX SEC-3050 Firmware 1.7.4より前のバージョン
CHARX SEC-3000 Firmware 1.7.4より前のバージョン
Phoenix Contactが提供するCHARX SEC-3xxxには、コードインジェクションの脆弱性(CVE-2025-41699)が存在し、Web管理画面へアクセス可能なユーザにシステム構成を変更されることにより、root権限でのコマンドインジェクションおよび不正なコード生成が引き起こされ、結果としてシステムの機密性、完全性、可用性が侵害される可能性がある。
JVNでは、開発者が提供する情報をもとにファームウェアを最新版へアップデートするよう呼びかけている。