野村證券株式会社は10月17日、委託先企業が利用するクラウドサービスへの不正アクセスについて発表した。
これは同社が実施している顧客満足度調査の回答調査業務を委託している企業が利用しているクラウドサービスに対し、不正アクセスによる情報の流出が確認されたというもの。
同社では、株式会社野村総合研究所およびNRIフィナンシャル・グラフィックス株式会社に回答調査業務を委託しており、NRIフィナンシャル・グラフィックスは当該業務を別会社に再委託していた。再委託先企業が回答内容の読み取りに利用しているクラウドサービスに不正アクセスがあった可能性がある旨の連絡が、野村證券にあった。
流出したのは、顧客満足度調査の回答者IDおよび回答内容で、回答内容のうちフリーコメント欄の中に特定の個人を識別できる可能性のある情報が約40件確認されている。
野村證券では詳細が判明次第、該当する顧客に個別に連絡を行う。
野村證券では委託先を含む管理体制を一層徹底し、再発防止に努めるとのこと。

