独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は10月31日、センチュリー・システムズ製FutureNet MAおよびIP-Kシリーズにおける複数の脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。株式会社ゼロゼロワンの早川宙也氏が報告を行っている。影響を受けるシステムは以下の通り。
FutureNet MA-X シリーズ Version 6.0.0から6.4.1まで
FutureNet MA-E300 シリーズ Version 5.0.0から6.2.1まで
FutureNet MA-S シリーズ Version 5.0.0から6.4.0まで
FutureNet MA-P シリーズ Version 5.0.0から6.4.0まで
FutureNet IP-K シリーズ Version 2.0.0から2.2.1まで
センチュリー・システムズ株式会社が提供するFutureNet MAおよびIP-Kシリーズには、下記の影響を受ける可能性がある複数の脆弱性が存在する。
・OSコマンドインジェクション(CVE-2025-54763)
→当該製品のWebUIにログインしたユーザーによって、任意のOSコマンドを実行される
・製品内部向けのwebページに外部から認証なしでアクセスされる問題(CVE-2025-58152)
→認証なしで当該製品のファームウェアバージョンやGarbage Collection情報を取得される
JVNでは、開発者が提供する情報をもとにファームウェアを最新版へアップデートするよう呼びかけている。なお開発者は、ワークアラウンドの適用も推奨している。
