Microsoft Defender における特権昇格につながる定義更新時のファイル操作不備(Scan Tech Report) | ScanNetSecurity
2026.10.27(火)

Microsoft Defender における特権昇格につながる定義更新時のファイル操作不備(Scan Tech Report)

2026 年 4 月に公開された、Microsoft Defender の脆弱性を悪用するエクスプロイトコードが公開されています。

脆弱性と脅威 エクスプロイト
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◆概要
 2026 年 4 月に公開された、Microsoft Defender の脆弱性を悪用するエクスプロイトコードが公開されています。Microsoft Windows OS への侵入に成功した攻撃者は、当該脆弱性を悪用して管理者権限の奪取が可能です。セキュリティ更新プログラムの適用により対策してください。

◆分析者コメント
 Microsoft 製では無いセキュリティ対策ソフトの導入などにより Microsoft Defender が稼働していない Microsoft Windows OS では悪用できない脆弱性ですが、「BlueHammer」という名称により世界的に注目度が高い脆弱性です。攻撃者により悪用される可能性が高い脆弱性であるため、多層防御の観点からセキュリティ更新プログラムの適用により早急に対策してください。

◆深刻度(CVSS)
[CVSS v3.1]
7.8

https://nvd.nist.gov/vuln-metrics/cvss/v3-calculator?name=CVE-2026-33825&vector=AV:L/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H&version=3.1&source=Microsoft%20Corporation

◆影響を受けるソフトウェア
 Microsoft Defender のバージョン 4.18.26030.3011 未満が当該脆弱性の影響を受けると報告されています。

◆解説
 Microsoft Windows OS に標準搭載されているセキュリティ対策ソフトである Microsoft Defender に、管理者権限の奪取が可能となる脆弱性が報告されています。

 脆弱性は Microsoft Defender の更新処理に存在します。攻撃者は、更新処理に存在する論理的なバグを悪用し、Microsoft Defender の定義ファイルを更新する際の処理に割り込めます。更新処理への割り込み成功した攻撃者は、Microsoft Defender に EICAR などのファイルを検知させて Volume Shadow Copy の作成を促して Volume Shadow Copy からファイルを読み取れる状態にし、OS 内に存在するアカウントのパスワードハッシュ値の入手が可能です。

◆対策
 2026 年 4 月分のセキュリティ更新プログラムを適用し、Microsoft Defender のバージョンを 4.18.26030.3011 またはそれよりも新しいバージョンにアップデートしてください。

◆関連情報
[1] Microsoft 公式
  https://msrc.microsoft.com/update-guide/vulnerability/CVE-2026-33825
[2] Huntress
  https://www.huntress.com/blog/nightmare-eclipse-intrusion
[3] National Vulnerability Database (NVD)
  https://nvd.nist.gov/vuln/detail/CVE-2026-33825
[4] CVE
  https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2026-33825

◆エクスプロイト
 以下の Web サイトにて、当該脆弱性の悪用により、管理者権限で認証情報の抽出を試みるエクスプロイトコードが公開されています。

  ProjectNightCrawler - BlueHammer
  https://git.projectnightcrawler.dev/NightmareEclipse/BlueHammer

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《株式会社ラック デジタルペンテスト部》

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