膨大なクレジットカード情報を窃取した英国少年を逮捕(米連邦捜査局)
FBIとウェールズ警察の合同捜査の末、英国ウェールズ在住のRaphael Gray(18歳)が3月25日インターネット詐欺容疑で逮捕された。
FBIによると、“Curador”のハンドル名を持つGray容疑者は仲間と共に、米国、カナダ、タイ、日本、英国の9つの電子商取引サイトに侵入し
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FBIによると、“Curador”のハンドル名を持つGray容疑者は仲間と共に、米国、カナダ、タイ、日本、英国の9つの電子商取引サイトに侵入し、2万6000件を越えるクレジットカード情報を窃取した。その被害総額は300万ドルを越すと推定される。
同容疑者は自らを“電子商取引の聖人”と称し、「僕はそれらの電子商取引サイトのセキュリティがどれだけ弱いかということを証明したかっただけだ」と自供した。同容疑者と共犯者は、マイクロソフト社のビル・ゲイツ会長のクレジットカードを含むカード情報をNBC放送グループ傘下のNBCiに投稿した疑いも持たれている。
FBIの発表によると、今回の逮捕は、FBIの捜査にウェールズ警察、カナダの連邦警察、インターネット・セキュリティ・コンサルタントが協力して実現した。また世界の銀行、クレジットカード業界からも多大な協力を得たという。
《ScanNetSecurity》