英国の銀行、警察がフィッシング防衛策を発表 | ScanNetSecurity
2026.07.15(水)

英国の銀行、警察がフィッシング防衛策を発表

John Leyden
2003年10月22日 13:19 GMT

国際 海外情報
John Leyden
2003年10月22日 13:19 GMT

 英国家ハイテク犯罪対策部(NHTCU)と英国の銀行業界は今日、顧客がインターネット詐欺師から身を守るためのガイドラインを発表した。

 そのガイドラインは、過去 2ヶ月間に発生した 2 つの過程から成る電子メール詐欺事件を受けて作成された。

 詐欺の第一段階は次のようなものだ。英国の銀行を名乗った詐欺師が顧客に電子メールを送付し、銀行の Web サイトを装った偽サイトに顧客の口座を "再登録" あるいは "復活" することを求めた。通常、そのような "フィッシング(有名企業を装うメールやサイトを使って個人情報をだまし取ること)" を犯す詐欺団は英国以外におり、彼らは被害対象のオンライン口座から直接、海外に送金することはできない。従って、英国に仲介者が必要となる。

 ここから第 2 段階だ。顧客に対して詐欺目的の電子メールを送付する。その内容は、海外向け事業の英国代理店になることで簡単にお金を稼ぐチャンスを提供するというものだ。具体的には彼らの口座に資金が振り込まれ、手数料を差し引いた額を海外に送金する。仮にその仕事に同意した場合、その人物の口座は盗んだ資金を詐欺団に送金するために使用される。

 NHCTU によると、詐欺団は架空の仕事を提供する内容のスパムメールを送信したり、就職情報サイトに架空の仕事を掲載し、詐欺がらみの資金移転計画の英国代理人として働く人物を巧みにおびき寄せるのである。

 しかし、そのような詐欺に騙される人は少なく、また多種多様なインターネット詐欺の犠牲者になる人もそう滅多にいないと思われるが、依然として一般市民の教育が必要なのである。

「そのような資金送金詐欺の多くが詐欺行為による儲けがらみであり、その計画に手を貸す人たちが警察の捜査に巻き込まれることになるのだ」と NHCTU の責任者 Len Hynds 警視正は述べた。

「ここで我々が言いたいことは、決して騙されるな、ということだ。頼んでもいないのに持ちかけてくる安易な儲け話しはどう見ても胡散臭く、実際そうだと思う」


[情報提供:The Register]
http://www.theregister.co.uk/

[翻訳:関谷 麻美]

(詳しくはScan本誌をご覧ください)
http://www.vagabond.co.jp/cgi-bin/ct/p.cgi?m-sc_netsec

《ScanNetSecurity》

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