個人用ツールも登場したフィッシング詐欺、専門対策サイトもオープン | ScanNetSecurity
2025.10.08(水)

個人用ツールも登場したフィッシング詐欺、専門対策サイトもオープン

 金融機関からの確認メールを装い、口座番号やパスワードといった個人情報を奪取しようとするフィッシング詐欺に対し、米NCLによって専門対策サイト「phishinginfo.org」がオープンした。ここでは、フィッシング詐欺に関する最新情報や、対策のための注意点などを公開し

製品・サービス・業界動向 業界動向
 金融機関からの確認メールを装い、口座番号やパスワードといった個人情報を奪取しようとするフィッシング詐欺に対し、米NCLによって専門対策サイト「phishinginfo.org」がオープンした。ここでは、フィッシング詐欺に関する最新情報や、対策のための注意点などを公開している。具体的には、通常メールなどによって金融機関が個人情報を確認しないこと、不審なメールが届いたらリンクをクリックせず直接金融機関に電話などで問い合わせることなどを注意している。

 また、フィッシング詐欺用の個人ツールが公開され、セキュリティベンダが警告を発している。「build-your-own phish」というこのツールには、フィッシング詐欺に必要な偽のメッセージを作成できるツールや、銀行とクレジットカードのアカウント番号といった消費者をだますための合法的に見えるWebサイトが含まれている。従来は偽のサイトを構築する必要があったが、このツールを使えば誰でも簡単にフィッシング詐欺が行えるようになるという。


phishinginfo.org
http://www.phishinginfo.org/

Security Pipeline:Do-It-Yourself Phishing Kits Lead To More Scams
http://nwc.securitypipeline.com/29111950

《ScanNetSecurity》

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. クラウドサーバのアクセスキーを GitHub 上で公開、クラフトビール定期便サービス「Otomoni」顧客情報漏えいの可能性

    クラウドサーバのアクセスキーを GitHub 上で公開、クラフトビール定期便サービス「Otomoni」顧客情報漏えいの可能性

  2. アサヒグループホールディングスにランサムウェア攻撃、情報漏えいの可能性を示す痕跡を確認

    アサヒグループホールディングスにランサムウェア攻撃、情報漏えいの可能性を示す痕跡を確認

  3. サイバー攻撃者が変更偽装困難なたったひとつの特徴

    サイバー攻撃者が変更偽装困難なたったひとつの特徴

  4. なぜ PDF? 等の意見集まる ~「被害報告一元化に関するDDoS事案及びランサムウェア事案報告様式」(案)への意見公表

    なぜ PDF? 等の意見集まる ~「被害報告一元化に関するDDoS事案及びランサムウェア事案報告様式」(案)への意見公表

  5. 業務目的外でパソコンを利用中に詐欺サイトに接続 ~ 委託事業者パソナの従業員

    業務目的外でパソコンを利用中に詐欺サイトに接続 ~ 委託事業者パソナの従業員

ランキングをもっと見る
PageTop