ネット犯罪の「取材の壁」(2)匿名性を利用して痕跡を残させる
前回では、ネット犯罪が行われてから容疑者が逮捕される前、そして逮捕された後における情報収集に関する「取材の壁」を突破したケースについて説明した。その他にもネット犯罪では多くの取材の壁が存在する。その一つ一つを突破して、真実を知り、報道していかなければ
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●通常の犯罪と異なるポイントを把握すること
そもそもネット犯罪とは何だろうか。その特徴を的確に把握すれば、従来の犯罪に対する取材との差を知り、隙間を埋めることができる。そのヒントとして、毎年検察庁から発行されている警察白書の第3章を見てみよう。ここにはサイバー犯罪の特徴として、「匿名性が高いこと」、「痕跡が残りにくいこと」、「地理的・時間的制約が少なく被害が短時間のうちに広範に及びやすいこと」を特徴として記述されている…
【執筆:情報セキュリティアナリスト 杉崎仁】
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http://www.ns-research.jp/cgi-bin/ct/p.cgi?m-sc_netsec
《ScanNetSecurity》