インターネットバンキングの口座情報を狙うボットが躍進--2月度レポート(トレンドマイクロ) | ScanNetSecurity
2024.05.02(木)

インターネットバンキングの口座情報を狙うボットが躍進--2月度レポート(トレンドマイクロ)

トレンドマイクロ株式会社は3月7日、2011年2月度の「インターネット脅威マンスリーレポート」を発表した。2月には、日本国内で偽セキュリティソフト「TROJ_FAKEAV」の感染報告が増加、感染報告数ランキングで2位に上昇した。また、2月に新たに流行した不正プログラム「T

脆弱性と脅威 脅威動向
トレンドマイクロ株式会社は3月7日、2011年2月度の「インターネット脅威マンスリーレポート」を発表した。2月には、日本国内で偽セキュリティソフト「TROJ_FAKEAV」の感染報告が増加、感染報告数ランキングで2位に上昇した。また、2月に新たに流行した不正プログラム「TROJ_SPYEYE.SMEP」は、検出数ランキング日本国内で7位、全世界で6位にランクインしている。これは、インターネットバンキングの口座情報を狙うボットである「Spy Eye」関連の亜種で、2月に新たに発見されたもの。このボットを操るツール「Spy Eye」はインターネット上で売買されており、今後ターゲットが拡大する恐れがある。

日本では、1月に引き続きファイル共有ソフトで広まる不正プログラムがランキングされている。ファイル共有ソフト上では、新種の不正プログラムで目立ったものは確認されておらず、数年前から存在しているものが依然として流通しており、今後も半永久的に残る。全世界では、グリーティングカードを装いメールで広まる「WORM_KELIHOS.SM」が3位となった。新年の挨拶を装うものも多いが、検出数としては2月に急増した。また、5位の「TSPY_ONLINEG.MCS」や6位の「TROJ_SPYEYE.SMEP」など、インターネットバンキングの情報を狙うと見られる不正プログラムも目立った。
(吉澤亨史)

http://jp.trendmicro.com/jp/threat/security_news/monthlyreport/article/20110304050209.html

《ScanNetSecurity》

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. クラウド労務管理「WelcomeHR」の個人データ閲覧可能な状態に、契約終了後も個人情報保存

    クラウド労務管理「WelcomeHR」の個人データ閲覧可能な状態に、契約終了後も個人情報保存

  2. 今日もどこかで情報漏えい 第23回「2024年3月の情報漏えい」なめるなという決意 ここまでやるという矜恃

    今日もどこかで情報漏えい 第23回「2024年3月の情報漏えい」なめるなという決意 ここまでやるという矜恃

  3. ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

    ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

  4. 2023年「業務外利用・不正持出」前年 2 倍以上増加 ~ デジタルアーツ調査

    2023年「業務外利用・不正持出」前年 2 倍以上増加 ~ デジタルアーツ調査

  5. クラウド型データ管理システム「ハイクワークス」のユーザー情報に第三者がアクセス可能な状態に

    クラウド型データ管理システム「ハイクワークス」のユーザー情報に第三者がアクセス可能な状態に

  6. 雨庵 金沢で利用している Expedia 社の宿泊予約情報管理システムに不正アクセス、フィッシングサイトへ誘導するメッセージ送信

    雨庵 金沢で利用している Expedia 社の宿泊予約情報管理システムに不正アクセス、フィッシングサイトへ誘導するメッセージ送信

  7. 「味市春香なごみオンラインショップ」に不正アクセス、16,407件のカード情報が漏えい

    「味市春香なごみオンラインショップ」に不正アクセス、16,407件のカード情報が漏えい

  8. SECON 2024 レポート:最先端のサイバーフィジカルシステムを体感

    SECON 2024 レポート:最先端のサイバーフィジカルシステムを体感

  9. GROWI に複数の脆弱性

    GROWI に複数の脆弱性

  10. セトレならまちで利用している Expedia 社の宿泊予約情報管理システムに不正アクセス、フィッシングサイトへ誘導するメッセージ送信

    セトレならまちで利用している Expedia 社の宿泊予約情報管理システムに不正アクセス、フィッシングサイトへ誘導するメッセージ送信

ランキングをもっと見る