「ALFTP」に任意のコードを実行される脆弱性、アップデートを(JVN)
IPA/ISECおよびJPCERT/CCは、ESTsoft Japan株式会社が提供するクライアント・サーバ統合型FTPソフトウェア「ALFTP」に実行ファイル読み込みに関する脆弱性が存在するとJVNで発表した。
脆弱性と脅威
セキュリティホール・脆弱性
「ALFTP 5.30.0.1 およびそれ以前」には、ファイルの読み込み処理に問題がある。たとえば、同一のディレクトリにテキストファイル「example(拡張子なしのファイル名)」と実行ファイル「example.exe」が置かれている場合、当該製品上でexampleを開こうとすると、example.exeが実行されてしまう。これにより、プログラムを実行している権限で任意のコードを実行される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに「ALFTP 5.31 以降」へアップデートするよう呼びかけている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》