IEのメモリ利用不備により任意のコードが実行される脆弱性の検証レポート(NTTデータ先端技術)
NTTデータ先端技術は、Microsoft Internet Explorerに発見されたリモートから任意のコードを実行される脆弱性に関する検証レポートを公開した。
脆弱性と脅威
セキュリティホール・脆弱性
検証は、Windows 7(日本語版)上のInternet Explorer 8、およびWindows XP SP3(英語版)上のInternet Explorer 8をターゲットシステムとして実施した。ターゲットシステム上のInternet Explorerで、細工したWebページにアクセスさせることで、任意のコードを実行させる。ターゲットシステムは、悪意のあるユーザが用意したホストに制御が誘導される。今回の検証に用いたコードは、ターゲットシステム上から特定のサーバ、ポートへコネクションを確立させるよう誘導し、システムの制御を奪取するもの。これにより、リモートからターゲットシステムが操作可能となる。検証の結果、誘導先のコンピュータ(Debian)のコンソール上にターゲットシステム(Windows 7)のプロンプトが表示され、コマンドを実行した結果が表示されたことから、ターゲットシステムの制御の奪取に成功した。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》
関連記事
この記事の写真
/