金融機関を狙う不正プログラム、2年ぶりにモバイル版を含む新版を確認(トレンドマイクロ) | ScanNetSecurity
2026.01.09(金)

金融機関を狙う不正プログラム、2年ぶりにモバイル版を含む新版を確認(トレンドマイクロ)

トレンドマイクロは、金融機関の情報を狙う不正プログラム「CARBERP」の改良版およびモバイル端末向けアプリの亜種が確認されたことについて同社ブログで発表した。

脆弱性と脅威 脅威動向
トレンドマイクロ株式会社は2月1日、金融機関の情報を狙う不正プログラム「CARBERP」の改良版およびモバイル端末向けアプリの亜種が確認されたことについて同社ブログで発表した。CARBERPは、Windows 7およびVistaに搭載されている「ユーザアカウント制御(UAC)」の機能を事実上無効にし、管理者権限なしで自身をインストールする機能を備えているとして、2010年10月に同社ブログ(英語版)で取り上げている。その後、CARBERPの不正利用に関与した8人が2012年に「Ministerstvo Vnutrennikh Del(ロシア内務省、MVD)」によって逮捕されている。

しかし2013年1月末、CARBERPは改良された(そして高値が付けられた)バージョンとなり、またモバイル端末向けアプリの亜種が確認された。「BKDR_CARBERP.MEO」として検出されるこの不正プログラムは、自身の情報収集活動を補うために、攻撃者が感染コンピュータの遠隔操作に利用する「vnc.plug」や、オンラインバンクの監視に利用する「vncdll.plug」を含む新たなプラグインをダウンロードする。標的はロシアの銀行となっている。また、モバイル端末向けCARBERPの亜種は、2012年12月に「Google Play」を含む特定のアプリ配信サイトで確認された。これらのアプリは「ANDROIDOS_CITMO.A」として検出され、銀行から送られる認証コードを含むような特殊な「SMSメッセージ」を確認し、発見するとリモートサーバへ転送する。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 「攻撃者の高い執念が感じられ」る 日本語版 EmEditor Web サイトのリンク改変

    「攻撃者の高い執念が感じられ」る 日本語版 EmEditor Web サイトのリンク改変

  2. 埼玉大学で在学生 8,373 名の学籍番号及び GPA 等を含む個人情報が閲覧可能に

    埼玉大学で在学生 8,373 名の学籍番号及び GPA 等を含む個人情報が閲覧可能に

  3. GMOサイバー攻撃 ネットde診断 ASM が「React2Shell(CVE-2025-55182)」の検知に対応

    GMOサイバー攻撃 ネットde診断 ASM が「React2Shell(CVE-2025-55182)」の検知に対応

  4. 「サプライチェーン強化に向けたセキュリティ対策評価制度に関する制度構築方針(案)」を公表、意見募集

    「サプライチェーン強化に向けたセキュリティ対策評価制度に関する制度構築方針(案)」を公表、意見募集

  5. 複数名でマスキング処理を確認したが時間経過でインクが薄れて個人情報判読可能

    複数名でマスキング処理を確認したが時間経過でインクが薄れて個人情報判読可能

ランキングをもっと見る
PageTop