サイバーセキュリティ事業の強化とグローバル展開を視野に子会社化(NEC、サイバーディフェンス研究所) | ScanNetSecurity
2024.04.19(金)

サイバーセキュリティ事業の強化とグローバル展開を視野に子会社化(NEC、サイバーディフェンス研究所)

NECは、サイバーディフェンス研究所の全株式を取得する契約を締結したと発表した。今後、3月1日に取得手続きが完了し、同社はNECの100%子会社となる予定。

製品・サービス・業界動向 業界動向
日本電気株式会社(NEC)は2月28日、株式会社サイバーディフェンス研究所の全株式を取得する契約を締結したと発表した。今後、3月1日に取得手続きが完了し、同社はNECの100%子会社となる予定。サイバーディフェンス研究所は、セキュリティ脆弱性診断やサイバー演習教育サービス等を提供するサイバーセキュリティに特化したプロフェッショナル集団。既製のツールや定型的な対策に依存せず、ネットワーク、セキュリティに関するさまざまな専門分野に精通した技術者を有している。また同社は、海外企業とも提携し高度な技術力に基づくサービスの提供により豊富な実績がある。

NECは、従来からサイバー攻撃対策システムを開発し、導入から運用支援まで行うソリューションを提供している。今回の株式取得で、本ソリューションに、サイバーディフェンス研究所が有する、日本に数少ないサイバーセキュリティのプロフェッショナルな人材による高度な技術力が加わる。これにより、NECは他社にはないトータルなソリューションを実現し、サイバーセキュリティ事業を強化するとともに、グローバルに拡大していくとしている。なお今回の株式取得は、サイバーディフェンス研究所の独立性を保ちつつ、NECのサイバーセキュリティ事業を補完、強化するものだという。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

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