エンドポイント対策の導入率は9割以上、しかし他は2割以下--利用実態調査(ノークリサーチ) | ScanNetSecurity
2024.05.06(月)

エンドポイント対策の導入率は9割以上、しかし他は2割以下--利用実態調査(ノークリサーチ)

ノークリサーチは、2013年の国内中堅・中小市場における「セキュリティ」関連の利用実態とユーザ評価に関する調査を実施、分析結果を発表した。

調査・レポート・白書・ガイドライン 調査・ホワイトペーパー
セキュリティ関連の主要な製品/サービス導入率
セキュリティ関連の主要な製品/サービス導入率 全 2 枚 拡大写真
株式会社ノークリサーチは9月30日、2013年の国内中堅・中小市場における「セキュリティ」関連の利用実態とユーザ評価に関する調査を実施、分析結果を発表した。本調査は、日本全国全業種の500億円未満の中堅・中小企業の情報システム担当者などを対象に、7月に実施されたもの。有効回答数は1,400社。本調査では、製品・サービスを「サーバ/PC(エンドポイント)」「メール/Web」「モバイル」「SaaS形態」の4分野に分類している。導入率では、エンドポイントが95.2%と非常に高い反面、メール/Webは18.5%、モバイルは5.5%、SaaS形態は7.2%と低く、成長の余地があるとしている。またエンドポイントにおいても、統合的なスイート製品/サービスについては更なる普及の余地が残されている。

エンドポイントにおける製品の導入状況では、トレンドマイクロ、シマンテック、マカフィー、キヤノンITソリューションズの主要4つの開発元/販売元の製品がシェアの上位に位置しており、これらが全体シェアに占める割合は9割程度に達している。ただし、シェアの上位はいずれもPCを対象とした製品が占めており、サーバを対象としたものは少ない。また同じPCを対象としていても、スパム対策やURLフィルタリングなどマルウェア対策以外も含めたスイート製品はマルウェア対策を主な役割とする製品に比べて順位がやや低くなっている。そのため、PCを対象としたマルウェア対策以外の取り組みについての重要性を啓発していくことも重要としている。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

    ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

  2. モリサワ他と損害賠償金4,500万円支払で調停成立~フォント不正コピーの印刷会社

    モリサワ他と損害賠償金4,500万円支払で調停成立~フォント不正コピーの印刷会社

  3. クラウド労務管理「WelcomeHR」の個人データ閲覧可能な状態に、契約終了後も個人情報保存

    クラウド労務管理「WelcomeHR」の個人データ閲覧可能な状態に、契約終了後も個人情報保存

  4. 山田製作所にランサムウェア攻撃、「LockBit」が展開され複数のサーバのデータが暗号化

    山田製作所にランサムウェア攻撃、「LockBit」が展開され複数のサーバのデータが暗号化

  5. 信和へのランサムウェア攻撃で窃取された情報、ロックビット摘発を受けてリークサイトが閉鎖

    信和へのランサムウェア攻撃で窃取された情報、ロックビット摘発を受けてリークサイトが閉鎖

  6. 今日もどこかで情報漏えい 第23回「2024年3月の情報漏えい」なめるなという決意 ここまでやるという矜恃

    今日もどこかで情報漏えい 第23回「2024年3月の情報漏えい」なめるなという決意 ここまでやるという矜恃

  7. 「シャドーアクセスとは?」CSAJ が定義と課題をまとめた日本語翻訳資料公開

    「シャドーアクセスとは?」CSAJ が定義と課題をまとめた日本語翻訳資料公開

  8. PlayStation公式になりすましたアカウントに注意喚起、個人情報要求DMも

    PlayStation公式になりすましたアカウントに注意喚起、個人情報要求DMも

  9. サイバーセキュリティ版「天国と地獄」~ サプライヤーへサイバー攻撃、身代金支払いを本体へ請求

    サイバーセキュリティ版「天国と地獄」~ サプライヤーへサイバー攻撃、身代金支払いを本体へ請求

  10. インターネット専用宝くじで当選本数の登録誤り、1 等 200 万円 10 本が 200 本に

    インターネット専用宝くじで当選本数の登録誤り、1 等 200 万円 10 本が 200 本に

ランキングをもっと見る