683件のECサイトに月平均2万2千件以上のサイバー攻撃--ECサイト調査(アラタナ) | ScanNetSecurity
2025.10.04(土)

683件のECサイトに月平均2万2千件以上のサイバー攻撃--ECサイト調査(アラタナ)

アラタナは、同社のセキュリティ対応チーム「aratana-CSIRT」がネットショップ構築サービス「カゴラボ」を対象に実施した調査「ECサイトにおけるサイバー攻撃の傾向」の結果の第2弾を発表した。

調査・レポート・白書・ガイドライン 調査・ホワイトペーパー
ECサイトへのサイバー攻撃検知数
ECサイトへのサイバー攻撃検知数 全 1 枚 拡大写真
株式会社アラタナは10月3日、同社のセキュリティ対応チーム「aratana-CSIRT」がネットショップ構築サービス「カゴラボ」を対象に実施した調査「ECサイトにおけるサイバー攻撃の傾向」の結果の第2弾を発表した。今回発表されたのは、「ECサイトへのサイバー攻撃の検知件数」と「ECサイトへのサイバー攻撃パターン別トップ5」の2つ。これによると、683件のECサイトへのサイバー攻撃の検知件数は、6カ月間で13万3,678件であった。月間平均にすると、ECサイトは約2万2,000件以上のサイバー攻撃を受けている。

前回(2014年2月)の報告と比較すると、月間あたりの攻撃数は約3分の1に減少しているが、攻撃手法にもトレンドがあるため、今後も引き続き観測を行っていくとしている。一方、ECサイトへのサイバー攻撃パターンでは、プログラムから機械的にコメントを投稿する「一般的なスパム(コメントスパム)」が全体の約50%を占めた。「コメントスパム」は、近年SEO対策のためにECサイトと共にブログとして使用されるCMSプラットフォームを対象に攻撃されることが多い。同社では、ECサイトのシステムと同じサーバにCMSを設置することは、攻撃される箇所を増やすことになるとして、理解と対策を呼びかけている。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. ガートナー、2025 年版の日本におけるセキュリティのハイプ・サイクル発表

    ガートナー、2025 年版の日本におけるセキュリティのハイプ・サイクル発表

  2. 日本語2バイト文字の防壁が消失 日本プルーフポイント 増田幸美が考える「最も狙われる日本に必要な守りの再定義」

    日本語2バイト文字の防壁が消失 日本プルーフポイント 増田幸美が考える「最も狙われる日本に必要な守りの再定義」PR

  3. 諭旨解雇処分 ~ 電気通信大学 准教授 共同研究先の企業に秘密を漏えい

    諭旨解雇処分 ~ 電気通信大学 准教授 共同研究先の企業に秘密を漏えい

  4. 業務目的外でパソコンを利用中に詐欺サイトに接続 ~ 委託事業者パソナの従業員

    業務目的外でパソコンを利用中に詐欺サイトに接続 ~ 委託事業者パソナの従業員

  5. 未知の脆弱性を 15 個発見 ~ GMO Flatt Security の RyotaK 氏「Meta Bug Bounty Researcher Conference 2025」で世界 1 位

    未知の脆弱性を 15 個発見 ~ GMO Flatt Security の RyotaK 氏「Meta Bug Bounty Researcher Conference 2025」で世界 1 位

ランキングをもっと見る
PageTop