内部関係者の不正操作を検知し、電気錠をロックする情報漏えい対策(DNP) | ScanNetSecurity
2025.12.09(火)

内部関係者の不正操作を検知し、電気錠をロックする情報漏えい対策(DNP)

DNPは、重要情報に対するアクセス権限を持つ内部関係者による情報漏えいを未然に防止するシステムを開発し、10月に販売を開始すると発表した。

製品・サービス・業界動向 新製品・新サービス
DNPによる発表
DNPによる発表 全 1 枚 拡大写真
大日本印刷株式会社(DNP)は10月22日、重要情報に対するアクセス権限を持つ内部関係者による情報漏えいを未然に防止するシステムを開発し、10月に販売を開始すると発表した。本システムは、重要情報にアクセスできるPCに対して情報漏えいにつながる恐れのある不正操作が行われた場合、特権ユーザがセキュリティルームから退出することを一時的に禁止するよう、入退室管理システムと連動するもの。これにより、作業者による人的な相互監視に頼らず、情報漏えいの未然防止策につなげることができるとしている。

システムは、「情報漏えい対策システム『CWAT』カスタマイズ版」と、「非接触ICカードを使った入退室管理システム」で構成されている。CWATは、DNPの子会社である株式会社インテリジェント ウェイブが開発・販売するセキュリティソフトウェア。今回のカスタマイズ版では、不正操作が行われた場合に、ユーザ認証のためPC接続のカードリーダーにセットしたICカードに「退出禁止フラグ」を書き込む機能を追加した。入退室管理システムでは、CWATが「退出禁止フラグ」を書き込んだICカードを退室側のカードリーダーにかざした場合は、電気錠を解錠しない機能を追加している。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. ITコンサル企業、特別損失 73,000,000 円計上 ~ 連結子会社への不正アクセス受け

    ITコンサル企業、特別損失 73,000,000 円計上 ~ 連結子会社への不正アクセス受け

  2. セキュリティイベントのヘルパーリスト、女性不在で炎上

    セキュリティイベントのヘルパーリスト、女性不在で炎上

  3. 病院委託業者職員が受診者の氏名 性別 年齢ほかを SNS 投稿

    病院委託業者職員が受診者の氏名 性別 年齢ほかを SNS 投稿

  4. 伊予銀行の再委託先で使用していたローレルバンクマシン提供のクラウドサービスに身代金要求を伴う不正アクセス

    伊予銀行の再委託先で使用していたローレルバンクマシン提供のクラウドサービスに身代金要求を伴う不正アクセス

  5. 患者 19 名の個人情報掲載 ~ 公立病院向け月刊雑誌

    患者 19 名の個人情報掲載 ~ 公立病院向け月刊雑誌

ランキングをもっと見る
PageTop