BIND 9.xにDNSサービスが停止する脆弱性、主にフルリゾルバに影響(JPRS)
JPRSは、BIND 9.xの脆弱性(DNSサービスの停止)について注意喚起を発表した。
脆弱性と脅威
セキュリティホール・脆弱性
この脆弱性は、DNS応答の処理に不具合があり、DNAMEレコードがanswer secionに含まれている応答を処理する際、namedが異常終了を起こす障害が発生する。これによりDNSサービスが停止する可能性がある。ISCでは、本脆弱性の深刻度(Severity)を「高(High)」と評価している。
JPRSでは解決策として、同脆弱性を修正したパッチバージョン(BIND 9.11.0-P1/9.10.4-P4/9.9.9-P4)への更新、あるいは各ディストリビューションベンダからリリースされる更新を適用することを挙げている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》