モバイル端末に搭載できるスライド式の手のひら静脈認証技術を開発(富士通研究所) | ScanNetSecurity
2026.10.23(金)

モバイル端末に搭載できるスライド式の手のひら静脈認証技術を開発(富士通研究所)

富士通研究所は、手のひら静脈を使ったスライド式の静脈認証技術を世界で初めて開発したと発表した。

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試作した光学ユニット(左:写真枠内、右:原理図)
試作した光学ユニット(左:写真枠内、右:原理図) 全 2 枚 拡大写真
株式会社富士通研究所は1月10日、手のひら静脈を使ったスライド式の静脈認証技術を世界で初めて開発したと発表した。光学ユニットをモバイル端末のタッチパネル外周のフレーム部への搭載が可能な8mm幅へ小型化し、タッチパネルをさっとなぞるだけで認証が行えるもの。同社では継続して開発を進め、スライド式静脈認証技術の2017年度中の実用化を目指すとしている。

このために、光の回折現象を応用した拡散機能と集光機能を兼ね備えた複合光学素子を新たに開発。撮像する四角い範囲を狙って光を均一の明るさで照射することでLED個数を減らし、さらに照明部と撮像部を一列に配置した構造とすることで、幅の狭いモバイル端末のフレーム部に収まるサイズを実現した。

また、小型化によって一度に読み取れる範囲が狭くなっても、手をスライドさせることで静脈パターンを分割して読み取って手のひら全体の静脈パターンを照合に用いることができ、さらにガイドにより読み取る範囲の再現性を高めている。静脈パターンを照合するアルゴリズムも新たに開発し、他人受入率 0.001%、本人拒否率 0.01%(リトライ1回)を実現している。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

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