パソコンからのインターネットバンクの振込承認操作可否をスマートフォンから設定(NEC) | ScanNetSecurity
2025.12.06(土)

パソコンからのインターネットバンクの振込承認操作可否をスマートフォンから設定(NEC)

 NECは3日、スマートフォンを利用した法人向けインターネット・バンキングの認証サービスとして、「ワンフリック認証サービス」を三井住友銀行、日本総合研究所と共同で開発した。

製品・サービス・業界動向 新製品・新サービス
スマートフォンをワンフリック操作することで、パソコンによる振込承認操作の可否をコントロールすることができる。振込承認操作をOFFにすれことで不正取引の防止が可能となる(画像はプレスリリースより)
スマートフォンをワンフリック操作することで、パソコンによる振込承認操作の可否をコントロールすることができる。振込承認操作をOFFにすれことで不正取引の防止が可能となる(画像はプレスリリースより) 全 1 枚 拡大写真
 NECは3日、スマートフォンを利用した法人向けインターネット・バンキングの認証サービスとして、「ワンフリック認証サービス」を三井住友銀行、日本総合研究所と共同で開発した。

 パソコンからのインターネットバンクの振込承認操作可否を、スマートフォンの「ON/OFF」操作で設定することを可能にするもので、まずは法人向けの提供を開始する。

 背景には、偽サイトへの誘導によるID・パスワードの盗取(フィッシング)や利用者のパソコンへのウイルス感染(パソコン乗っ取り)等による不正送金の被害が発生しており、スマートフォンから、パソコンでの振込承認操作の可否を設定できるようにすることで、不正送金被害の水際阻止を目的としている。

 根幹となる技術はマレーシアのFinTechベンチャー「e-Lock Corporation Sdn Bhd」の国際特許技術によるもので、日本、オーストラリア、シンガポールで特許を取得済。マレーシアと米国でも特許申請中となっている。

 三井住友銀行では2017年春頃にサービスの提供を開始する予定だ。

パソコンからの不正送金被害を防止!ワンフリック認証サービス

《防犯システム取材班/小池明@RBB TODAY》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 流出先での営業活動が新たに判明 ~ ヤマト運輸の元従業員による情報不正持ち出し

    流出先での営業活動が新たに判明 ~ ヤマト運輸の元従業員による情報不正持ち出し

  2. 期限警告 金銭未払 情報漏えい ~ 迷惑メール「HEUR:Hoax.Script.Scaremail」が受信者を脅しそして煽る 5 つのパターン

    期限警告 金銭未払 情報漏えい ~ 迷惑メール「HEUR:Hoax.Script.Scaremail」が受信者を脅しそして煽る 5 つのパターン

  3. FortiGate の SSL-VPN 廃止受けた設定最適化サービス

    FortiGate の SSL-VPN 廃止受けた設定最適化サービス

  4. 大企業における VPN 時代の終焉ほか ~ Zscaler 2026年サイバーセキュリティトレンド

    大企業における VPN 時代の終焉ほか ~ Zscaler 2026年サイバーセキュリティトレンド

  5. 新報国マテリアルにランサムウェア攻撃、ファイルの一部暗号化とバックアップデータ等の一部削除を確認

    新報国マテリアルにランサムウェア攻撃、ファイルの一部暗号化とバックアップデータ等の一部削除を確認

ランキングをもっと見る
PageTop