[Security Days Spring 2017 インタビュー] ユーザー視点に立ったSOCサービスで、プロバイダならではのセキュリティインテリジェンスを提供(IIJ)
2016年4月にセキュリティ本部を立ち上げ、IIJがこれまで築いてきたセキュリティ事業のノウハウを集積し、膨大な情報から「迅速・正確」にリスクを検知/対処するためのIIJセキュリティオぺレ―ションセンターを今年3月に刷新します。
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国内外のセキュリティベンダーによるセミナー中心のイベントで、多くの企業や専門家が最新知見の講演を行う。
インターネットサービスプロバイダの株式会社インターネットイニシアティブは、現在セキュリティ事業の大幅な強化に取り組み、新サービスブランド「wizSafe(ウィズセーフ)」の発表や、情報分析基盤構築、3月にはSOCのお披露目も予定している。IIJの提供するセキュリティサービスの強みや、Security Days 2017のセッションの見どころなどについて、同社 セキュリティ本部の大野 慎吾 氏に聞いた。
――昨年から急速にセキュリティ事業の強化を行っていますね。
IIJは1992年に設立され、2年後の1994年には国内初のファイアウォールサービスを提供、2004年には迷惑メールフィルタサービスをこれも国内で最初に提供開始しています。
組織面では、IIJの設備で発生した事件の発見、解析、関連各組織との連携を行う特別チーム「IIJ group Security Coordination Team (IIJ-SECT)」を2001年に結成、2007年にマルウェア解析を行うタスクフォース「Malware Investigation Task Force (MITF)」が活動を開始しました。また、インターネットの基盤技術に関する最新の技術動向や、セキュリティ情報を積極的に発信する季刊の技術レポート「Internet Infrastructure Review(IIR)」を2008年に発刊、インシデント観測の仕組みで収集した各種攻撃の傾向と対策に関する情報や、インターネットバックボーンの運用を通して蓄積した技術的知見を掲載してきました。
IIJはこのように創業時からセキュリティ事業に力を入れていましたが、昨今の脅威の高度化に対応するため、組織の再編や人員強化などセキュリティ事業の強化を図り、「wizSafe」という新しいセキュリティ事業ブランドを立ち上げました。
――IIJが目指すセキュリティをひとことで言えば何でしょうか。
《ScanNetSecurity》
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