クレジットカード不正使用被害、前四半期と同額も偽造カード被害が2割増加(日本クレジット協会) | ScanNetSecurity
2024.05.03(金)

クレジットカード不正使用被害、前四半期と同額も偽造カード被害が2割増加(日本クレジット協会)

日本クレジット協会は、2016年第4四半期(10月から12月)におけるクレジットカード不正使用被害の集計値を取りまとめ、発表した。

調査・レポート・白書・ガイドライン 調査・ホワイトペーパー
クレジットカード不正使用被害の発生状況
クレジットカード不正使用被害の発生状況 全 1 枚 拡大写真
一般社団法人日本クレジット協会は3月31日、2016年第4四半期(10月から12月)におけるクレジットカード不正使用被害の集計値を取りまとめ、発表した。これは、クレジットカード不正使用の実態を明らかにするために、クレジットカード発行会社を対象に継続的に調査しているもの。なお、2016年(1月~12月)の不正使用被害額は140.9億円で、前年から17.4%増加している。

これによると、同四半期の不正使用被害額は34.1億円で、前四半期(34.1億円)から横ばいとなった。不正使用被害額の内訳は、偽造カード被害額が7.8億円(同6.4億円)で21.9%の増加、番号盗用被害額が20.7億円(同21.7億円)で4.6%の減少となった。構成比では、偽造カード被害額が全体の22.9%、番号盗用被害額が60.7%であった。国内・海外の内訳では、カード偽造被害は海外が59.0%を占め、番号盗用被害は海外が37.2%であった。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

    ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

  2. クラウド労務管理「WelcomeHR」の個人データ閲覧可能な状態に、契約終了後も個人情報保存

    クラウド労務管理「WelcomeHR」の個人データ閲覧可能な状態に、契約終了後も個人情報保存

  3. 今日もどこかで情報漏えい 第23回「2024年3月の情報漏えい」なめるなという決意 ここまでやるという矜恃

    今日もどこかで情報漏えい 第23回「2024年3月の情報漏えい」なめるなという決意 ここまでやるという矜恃

  4. 信和へのランサムウェア攻撃で窃取された情報、ロックビット摘発を受けてリークサイトが閉鎖

    信和へのランサムウェア攻撃で窃取された情報、ロックビット摘発を受けてリークサイトが閉鎖

  5. 「味市春香なごみオンラインショップ」に不正アクセス、16,407件のカード情報が漏えい

    「味市春香なごみオンラインショップ」に不正アクセス、16,407件のカード情報が漏えい

  6. 2023年「業務外利用・不正持出」前年 2 倍以上増加 ~ デジタルアーツ調査

    2023年「業務外利用・不正持出」前年 2 倍以上増加 ~ デジタルアーツ調査

  7. SECON 2024 レポート:最先端のサイバーフィジカルシステムを体感

    SECON 2024 レポート:最先端のサイバーフィジカルシステムを体感

  8. クラウド型データ管理システム「ハイクワークス」のユーザー情報に第三者がアクセス可能な状態に

    クラウド型データ管理システム「ハイクワークス」のユーザー情報に第三者がアクセス可能な状態に

  9. 「シャドーアクセスとは?」CSAJ が定義と課題をまとめた日本語翻訳資料公開

    「シャドーアクセスとは?」CSAJ が定義と課題をまとめた日本語翻訳資料公開

  10. トレーニング 6 年ぶり復活 11/9 ~ 11/15「CODE BLUE 2024」開催

    トレーニング 6 年ぶり復活 11/9 ~ 11/15「CODE BLUE 2024」開催

ランキングをもっと見る