選挙ハッキングの不安を払拭、オープンソースの新しい投票システム Helios とは(The Register)
セキュリティ業界の多くの関係者が、アメリカの向こう見ずな電子投票導入に疑問を抱いている。2000年の大統領選で投票用紙の不備が問題になって以降、政府は各州で大金をつぎ込み投票設備をアップグレードさせているが、多くのシステムはどうしようもなくお粗末なものだ。
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たとえば、米国ジョージア州下院第6選挙区では、接戦が報じられる選挙の投票が6月20日に迫る中、投票システムのセキュリティに対する不信感が高まっている。ジョージア州では電子投票装置を利用しており、紙の投票用紙を発行しないので再集計ができない。さらにセキュリティ研究者のローガン・ラムが、投票システムのセキュリティに疑問を呈している(もちろん、ロシアのハッカーが選挙委員会や米国の投票ソフトウェア/ハードウェアメーカーを標的にしているという証拠があってのことだ)。
《The Register》
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