脆弱性対策情報は前年同期比で倍以上、日頃からの情報収集を呼びかけ(IPA) | ScanNetSecurity
2026.09.12(土)

脆弱性対策情報は前年同期比で倍以上、日頃からの情報収集を呼びかけ(IPA)

IPAは、2017年第3四半期(7月から9月)における「脆弱性対策情報データベース『JVN iPedia』の登録状況」を発表した。

脆弱性と脅威 脅威動向
2017年第3四半期の登録件数
2017年第3四半期の登録件数 全 3 枚 拡大写真
独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)は10月24日、2017年第3四半期(7月から9月)における「脆弱性対策情報データベース『JVN iPedia』の登録状況」を発表した。発表によると、同期間にJVN iPedia日本語版へ登録された脆弱性対策情報は3,695件で、累計登録件数が74,691件となった。内訳は、国内製品開発者から収集したもの3件(公開開始からの累計は186件)、JVNから収集したもの181件(累計7,651件)、NVDから収集したもの3,511件(累計66,854件)となっている。登録件数は、前年同時期と比較して倍以上となっている。

また、件数が多かった脆弱性は、「CWE-119(バッファエラー)」735件、「CWE-284(不適切なアクセス制御)」367件、「CWE-79(クロスサイトスクリプティング)」358件、「CWE-264(認可・権限・アクセス制御)」327件、「CWE-200(情報漏えい)」324件などとなっている。もっとも件数の多かったバッファエラーは、データの盗み見や改ざんなどの被害につながる可能性があり、IPAでは製品開発者に対し、企画・設計段階から脆弱性の低減に努める必要があるとしている。

レポートでは注目情報として、「『BlueBorne』と呼ばれるBluetoothの脆弱性について」および「Apache Struts2の脆弱性対策情報について」を挙げている。2017年9月に公表された「BlueBorne」は、AndroidやiOS、Windows、Linuxなどで広く利用されているBluetoothの実装に存在する複数の脆弱性。全8件の脆弱性のうち4件の脆弱性が深刻度「危険」となっており、早急な脆弱性対策を呼びかけている。Apache Struts2の脆弱性については、直近1年間に登録した脆弱性対策情報8件のうち、3件が深刻度「危険」であるとして、迅速な脆弱性対策が重要であるとしている。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 立教大学利用のGoogeアカウントに不正アクセス、合計17,668件の迷惑メールを送信

    立教大学利用のGoogeアカウントに不正アクセス、合計17,668件の迷惑メールを送信

  2. 非表示のシートが含まれていることに気づかないまま掲載 ~ 大川市ホームページで公開した名簿データ

    非表示のシートが含まれていることに気づかないまま掲載 ~ 大川市ホームページで公開した名簿データ

  3. 東京科学大学の情報基盤に不正アクセス、個人情報が漏えいした可能性

    東京科学大学の情報基盤に不正アクセス、個人情報が漏えいした可能性

  4. 通常とは異なるセキュリティ認証を求める画面が表示される事象を確認 ~ 日本ブラインドサッカー協会ウェブサイトが改ざん被害

    通常とは異なるセキュリティ認証を求める画面が表示される事象を確認 ~ 日本ブラインドサッカー協会ウェブサイトが改ざん被害

  5. 耳鼻咽喉科の廃棄予定の問診票を裏紙使用し患者に交付

    耳鼻咽喉科の廃棄予定の問診票を裏紙使用し患者に交付

ランキングをもっと見る
PageTop