Appleがセキュリティアップデート公開、「Spectre」の脆弱性に対応(JVN)
IPAおよびJPCERT/CCは、Apple社が提供する複数の製品に脆弱性が存在すると「JVN」で発表した。
脆弱性と脅威
セキュリティホール・脆弱性
公開されたアップデートは、「iOS 11.2.2 より前のバージョン」「Safari 11.0.2 より前のバージョン」「macOS High Sierra 10.13.2」を対象としている。これらは、投機的実行機能(speculative execution)を持つCPUに対してサイドチャネル攻撃が行われる脆弱性(Spectre:CVE-2017-5715、CVE-2017-5753)に対応したもの。
これらの脆弱性が悪用されると、ユーザ権限で実行中のプロセスから機密情報を取得される可能性がある。JVNでは、Apple社が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》