産業制御システム向けの独自リスク評価フレームワークLAC-ICSSS(ラック) | ScanNetSecurity
2025.10.05(日)

産業制御システム向けの独自リスク評価フレームワークLAC-ICSSS(ラック)

ラックは、工場におけるネットワーク化された制御系システムを対象に、サイバーセキュリティリスクを総合評価する「産業制御システム向けリスクアセスメントサービス」を提供開始した。

製品・サービス・業界動向 新製品・新サービス
産業制御システム向けアセスメントのサービスイメージ
産業制御システム向けアセスメントのサービスイメージ 全 2 枚 拡大写真
株式会社ラックは8月24日、工場におけるネットワーク化された制御系システムを対象に、サイバーセキュリティリスクを総合評価する「産業制御システム向けリスクアセスメントサービス」を同日より提供開始したと発表した。これは、これまで「インターネットに接続していないから安全」とされていた産業制御システムが、IoTやIIoT化により「完全閉鎖ネットワーク」ではなくなっている状況を受けたもの。

同サービスは、米国の標準であるNIST Cyber Security Framework、国際標準 IEC62443等の考え方を踏襲しつつ、日本の製造現場向けに同社が制定した独自フレームワーク「LAC-ICSSS(Industrial Control System Security Standard)」を用いて実施する。産業制御システムに存在するクリティカルポイントのセキュリティ状況を把握し、リスク評価を行い対策を提示する。これにより、リスクの深刻度にあわせ、優先順位を加味して対策を行うかどうかを判断できる。平均サービス価格は700万円(税抜き)。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. サイバー攻撃者が変更偽装困難なたったひとつの特徴

    サイバー攻撃者が変更偽装困難なたったひとつの特徴

  2. 業務目的外でパソコンを利用中に詐欺サイトに接続 ~ 委託事業者パソナの従業員

    業務目的外でパソコンを利用中に詐欺サイトに接続 ~ 委託事業者パソナの従業員

  3. 諭旨解雇処分 ~ 電気通信大学 准教授 共同研究先の企業に秘密を漏えい

    諭旨解雇処分 ~ 電気通信大学 准教授 共同研究先の企業に秘密を漏えい

  4. ガートナー、2025 年版の日本におけるセキュリティのハイプ・サイクル発表

    ガートナー、2025 年版の日本におけるセキュリティのハイプ・サイクル発表

  5. 日本語2バイト文字の防壁が消失 日本プルーフポイント 増田幸美が考える「最も狙われる日本に必要な守りの再定義」

    日本語2バイト文字の防壁が消失 日本プルーフポイント 増田幸美が考える「最も狙われる日本に必要な守りの再定義」PR

ランキングをもっと見る
PageTop