Java SEのサポートサイクルが短期間に、ユーザは確認を(IPA) | ScanNetSecurity
2025.12.04(木)

Java SEのサポートサイクルが短期間に、ユーザは確認を(IPA)

IPAは、「公式アップデートの提供方法の変更に伴う Java SE の商用ユーザに向けた注意喚起」を発表した。

脆弱性と脅威 セキュリティホール・脆弱性
アップデート・リリースが提供されていない Java SE を使い続けた場合の被害
アップデート・リリースが提供されていない Java SE を使い続けた場合の被害 全 1 枚 拡大写真
独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)は11月7日、「公式アップデートの提供方法の変更に伴う Java SE の商用ユーザに向けた注意喚起」を発表した。提供元のオラクルコーポレーションの情報によれば、商用ユーザに向けた「Java SE 8(Java Platform, Standard Edition8)」のアップデート・リリースは2019年1月に終了すると案内されている。また、今後は Java SE の提供方法が変更になるとしている。

これによりJava SE 8は、新たな脆弱性が発見されても、アップデート・リリースが提供されなくなり、脆弱性を悪用した攻撃による情報漏えいや意図しないサービス停止などの被害を受ける可能性が高くなる。商用ユーザには、速やかなアップデート等の実施が求められる。

また、これまで2年に1度を目標に提供されてきた新機能追加によるメジャー・リリース・サイクルが、変更後は6カ月に1回(毎年3月、9月)提供(フィーチャ-・リリース)されるようになり、新機能追加によるフィーチャ-・リリースが提供された時点で、古いフィーチャ-・リリースに対するアップデート・リリースはサポートが終了になると案内されている。

IPAでは、商用ユーザは、オラクルコーポレーションが公表している情報を十分に理解した上で今後のJava SEの利用形態について検討するよう呼びかけている。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. ゼネラルで使用していた端末から情報流出の可能性

    ゼネラルで使用していた端末から情報流出の可能性

  2. 流出先での営業活動が新たに判明 ~ ヤマト運輸の元従業員による情報不正持ち出し

    流出先での営業活動が新たに判明 ~ ヤマト運輸の元従業員による情報不正持ち出し

  3. 期限警告 金銭未払 情報漏えい ~ 迷惑メール「HEUR:Hoax.Script.Scaremail」が受信者を脅しそして煽る 5 つのパターン

    期限警告 金銭未払 情報漏えい ~ 迷惑メール「HEUR:Hoax.Script.Scaremail」が受信者を脅しそして煽る 5 つのパターン

  4. テインへのランサムウェア攻撃、子会社の中国工場が 1 週間稼働を停止

    テインへのランサムウェア攻撃、子会社の中国工場が 1 週間稼働を停止

  5. コバヤシのサーバに不正アクセス、情報が窃取されるもデータ暗号化や業務停止に至る被害は無し

    コバヤシのサーバに不正アクセス、情報が窃取されるもデータ暗号化や業務停止に至る被害は無し

ランキングをもっと見る
PageTop