「電子申請・届出アプリケーション」に任意コード実行の脆弱性(JVN)
IPAおよびJPCERT/CCは、総務省が提供する「電子申請・届出アプリケーション オンライン版」および「電子申請・届出アプリケーション オフライン版」のインストーラに、DLL読み込みに関する脆弱性が存在すると「JVN」で発表した。
脆弱性と脅威
セキュリティホール・脆弱性
電子申請・届出アプリケーション オンライン版 1.0.9.0 およびそれ以前
電子申請・届出アプリケーション オフライン版 1.0.9.0 およびそれ以前
これらのバージョンには、DLLを読み込む際の検索パスが原因で、同一ディレクトリに存在する特定のDLLファイルを読み込んでしまう脆弱性(CVE-2019-5957、CVE-2019-5958)が存在する。この脆弱性が悪用されると、プログラムを実行している権限で、任意のコードを実行される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに、最新版へアップデートするよう呼びかけている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》