フィルタリングのイメージ、高校生の1割が邪魔なものと否定的に捉える(総務省) | ScanNetSecurity
2020.05.26(火)

フィルタリングのイメージ、高校生の1割が邪魔なものと否定的に捉える(総務省)

 総務省は2019年7月5日、「2018年度青少年のインターネット・リテラシー指標等に係る調査結果」を公表した。インターネット・リテラシーを測るテストの高校生の正答率は69.6%。前年度より上昇したが、3年前との比較では横ばいだった。男女別では女性の正答率が高かった。

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2018年度ILASの結果
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 総務省は2019年7月5日、「2018年度青少年のインターネット・リテラシー指標等に係る調査結果」を公表した。インターネット・リテラシーを測るテストの高校生の正答率は69.6%。前年度より上昇したが、3年前との比較では横ばいだった。男女別では女性の正答率が高かった。

 総務省は、青少年のインターネット・リテラシー向上のための前提として、特にインターネット上の危険・脅威に対応するための能力や現状などを可視化するため、2011年度に「青少年がインターネットを安全に安心して活用するためのリテラシー指標(ILAS)」を開発。2012年度より毎年、高校1年生を対象にILASとアンケート調査を実施してきた。2018年度は2018年7月~2019年2月、78校1万2,626人を対象とした。

 ILASの全体の正答率は69.6%。前年度の68.8%から0.8ポイント向上したが、3年前(69.7%)との比較では横ばいだった。男女別に正答率をみると、「男性」67.0%、「女性」72.1%と女性の正答率が高く、この傾向は過去3年間で変わっていなかった。学校の所在地別では、「政令市等(特別区含む)」73.5%、「中核市等」69.3%、「その他」68.8%と、政令市等の正答率が高かった

 項目別の正答率を3年前と比較すると、ID・パスワードやウイルスなど「セキュリティリスク」が65.3%から67.4%に上昇した一方、依存・歩きスマホや過大消費など「不適切利用リスク」が82.4%から80.2%に下降している。

 アンケート結果によると、高校生の95.8%がインターネット接続機器としてスマートフォンを保有。もっともよく利用するインターネット機器として、92.2%がスマートフォンをあげている。

 平日1日あたりのスマートフォンの平均利用時間は、「2~3時間」が28.5%ともっとも多く、「1~2時間」23.7%、「3~4時間」18.6%、「4~5時間」9.9%など。ほかの機器より利用時間が圧倒的に長かった。

 スマートフォンの平日の平均利用時間別にILASの正答率をみると、「1~2時間」が71.3%ともっとも高く、平均利用時間が2時間以上の高校生では、利用時間が長いほど正答率が低下する傾向にあった。

 フィルタリングは、「よく知っている」(23.1%)と「多少知っている」(46.1%)を合わせて、69.2%の高校生が認知。このうち、51.0%がフィルタリングを利用していた。フィルタリングを「あまり知らない」と回答した高校生のフィルタリング利用率は19.5%だった。

 フィルタリングのイメージについては、高校生の78.0%が「有害なサイトやアプリの閲覧を制限し、安心にインターネットを使うことを可能にしてくれるもの」と肯定的に捉えていたが、10.0%は「使いたいサイトやアプリを利用できなくする邪魔なもの」と否定的に捉えていた。

 家庭や学校でのルールとフィルタリング利用状況を分析すると、SNSなどの利用について家庭でルールが「ある」は55.0%、「ない」は34.6%、学校でルールが「ある」は45.8%、「ない」は41.0%と、ルールがある高校生のほうがフィルタリング利用率は高かった

 ILASの正答率は、「フィルタリングを利用している」71.8%、「フィルタリングを利用していない」69.7%、「家庭でルールがある」71.2%、「家庭でルールがない」68.5%と、フィルタリングを利用している高校生や家庭でルールがある高校生のほうが高い傾向がみられた。

高校生のインターネット・リテラシー正答率69.6%…総務省

《奥山直美@リセマム》

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