サポート終了の「IBM ServeRAID Manager」にリモートコード実行の脆弱性(JVN)
IPAおよびJPCERT/CCは、IBMが提供する「IBM ServeRAID Manager」に任意のコード実行が可能な脆弱性が存在すると「JVN」で発表した。
脆弱性と脅威
セキュリティホール・脆弱性
「IBM ServeRAID Manager 9.30-17006 およびそれ以前」には、Java RMI の制限不備が原因で任意のコード実行の脆弱性(CVE-2011-3556)が存在する。この脆弱性が悪用されると、リモートの第三者に任意のコードを実行される可能性がある。ServeRAID ManagerとJava 1.4.2はともにサポートが終了しているため、修正版のリリースはないとみられる。JVNでは、アクセス制限を実施することで、本脆弱性の影響を軽減できるとしている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》