新型コロナ対策で増加するリモートワークで重要な6つの要素(CrowdStrike) | ScanNetSecurity
2024.04.26(金)

新型コロナ対策で増加するリモートワークで重要な6つの要素(CrowdStrike)

クラウドストライクは、新型コロナウイルス対策の一環として導入が進むリモートワークにおけるセキュリティ上の注意点を公開した。

調査・レポート・白書・ガイドライン 調査・ホワイトペーパー
クラウドストライク株式会社は3月23日、新型コロナウイルス対策の一環として導入が進むリモートワークにおけるセキュリティ上の注意点を公開した。新型コロナウイルス(COVID-19)が世界的なパンデミックであることを世界保健機関(WHO)が宣言したことから、テレワークに移行する企業も増えている。その中で同社の顧客からは、サイバーセキュリティに関して想定外かつ深刻な問題に直面しているという。

そこで同社では、リモートワーカーのサイバーセキュリティを確保するために役立つ6つの重要な要素を公開した。6つの要素は次の通り。

・現在のサイバーセキュリティポリシーにリモートワークに関するポリシーが盛り込まれていること。
・企業に接続するBYODデバイスに対する計画を策定すること。
・安全でないWi-Fiネットワークを介した機密データへのアクセスに備えること。
・サイバーウイルスに対する予防策と可視性。
・コロナウイルスに便乗した詐欺の増加に備える継続的な従業員教育。
・危機管理およびインシデント対応計画をリモート環境の従業員も実行できること。

具体的には、セキュリティポリシーにリモートワーカーのアクセス管理、個人用デバイスの使用、およびドキュメントやその他の情報への従業員からのアクセスに対するデータのプライバシー保護についての注意事項を含める必要があること。シャドーITやクラウドテクノロジーの利用が増加することも考慮すること。ビジネスネットワークに接続する従業員所有のデバイスのプライバシーについても考慮すること。

また、従業員がセキュリティ制御がない自宅のWi-Fiネットワークを介して企業の機密データにアクセスする可能性があること。企業がリモートのデバイスに対する可視性を失い、セキュリティ保護状況すら把握できなくなること。コロナウイルスに便乗したフィッシング攻撃や詐欺が発生していることから、エンドユーザーの継続的な教育およびコミュニケーションを行うこと。効果的なリモートコラボレーションツールを使用して、分散されたチームを「バーチャルの作戦指令室」としてまとめ上げ、そこから対応措置を講じることができるようにすることなどを挙げている。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 今日もどこかで情報漏えい 第23回「2024年3月の情報漏えい」なめるなという決意 ここまでやるという矜恃

    今日もどこかで情報漏えい 第23回「2024年3月の情報漏えい」なめるなという決意 ここまでやるという矜恃

  2. 社員のセキュリティ意欲高める施策とは? 罰則は逆効果 ~ プルーフポイント「2024 State of the Phish」日本語版公表

    社員のセキュリティ意欲高める施策とは? 罰則は逆効果 ~ プルーフポイント「2024 State of the Phish」日本語版公表

  3. 訃報:セキュリティの草分けロス・アンダーソン氏 死去 67 歳、何回分かの生涯に匹敵する業績

    訃報:セキュリティの草分けロス・アンダーソン氏 死去 67 歳、何回分かの生涯に匹敵する業績

  4. タカラベルモントの海外向けウェブサイトのサーバがフィッシングメール送信の踏み台に

    タカラベルモントの海外向けウェブサイトのサーバがフィッシングメール送信の踏み台に

  5. スペシャリスト集結! マネーフォワード・ラック・富士ソフト・電通総研から学ぶ、脆弱性診断内製化の成功法則とは? AeyeScan 導入企業との公開対談

    スペシャリスト集結! マネーフォワード・ラック・富士ソフト・電通総研から学ぶ、脆弱性診断内製化の成功法則とは? AeyeScan 導入企業との公開対談PR

  6. LINEヤフー委託先への不正アクセス、報告書を受け 2 度目の行政指導

    LINEヤフー委託先への不正アクセス、報告書を受け 2 度目の行政指導

  7. 国内カード発行会社のドメイン毎の DMARC 設定率 36.2%「キャッシュレスセキュリティレポート(2023年10-12月版)」公表

    国内カード発行会社のドメイン毎の DMARC 設定率 36.2%「キャッシュレスセキュリティレポート(2023年10-12月版)」公表

  8. Linux の GSM ドライバにおける Use-After-Free の脆弱性(Scan Tech Report)

    Linux の GSM ドライバにおける Use-After-Free の脆弱性(Scan Tech Report)

  9. 雨庵 金沢で利用している Expedia 社の宿泊予約情報管理システムに不正アクセス、フィッシングサイトへ誘導するメッセージ送信

    雨庵 金沢で利用している Expedia 社の宿泊予約情報管理システムに不正アクセス、フィッシングサイトへ誘導するメッセージ送信

  10. 東芝テックが利用するクラウドサービスに不正アクセス、取引先や従業員の個人情報が閲覧された可能性

    東芝テックが利用するクラウドサービスに不正アクセス、取引先や従業員の個人情報が閲覧された可能性

ランキングをもっと見る